舞鶴湾(まいづるわん)・舞鶴港(まいづるこう)(Maizuru bay)

所在地:舞鶴市   名所地図情報名所

港湾法:重要港湾(準特定重要港湾)

平均水深:約20m
湾の出入口:約700m
湾口:東側が博奕岬、西側が金ヶ岬

通称:京都舞鶴港

 舞鶴湾(まいづるわん)は、京都府北部の舞鶴市にある日本海の入り江の湾

 若狭湾の南西部にあり、若狭湾の一部の支湾となっている

 舞鶴港(まいづるこう)は、舞鶴湾にある港で、舞鶴東港と舞鶴西港がある

 湾口が北北東の方向を向いたY字の形状をしている

 湾の出入口が約700mと狭く、四方を300〜400m級の山で囲まれており、強風や荒天を避けることができ
理想的な港湾といわれている

 古来より北前船の寄港地で、戦時中には、日本海から湾内を目視する事ができないため軍港として整備された

 現在は、東港が海上自衛隊舞鶴地方総監部がある軍港、国内貿易港、西港は、国際貿易港となっている

 リアス式海岸となっており、五老岳スカイタワーからの絶景が美しく近畿百景第1位にも選ばれた

【舞鶴湾・舞鶴港の歴史・経緯】


【舞鶴湾・舞鶴港】

 舞鶴港は、本州がほぼ中央部で屈曲して日本海沿岸が南に入り組んだ舞鶴湾にある

 平均水深が約20mで、湾の出入口は約700mと狭く、湾内は静穏で、四方を400m級の山で囲まれており
強風・荒天を避けることができる

 湾内の干満差が最大約30cmと極めて小さく、理想的な港湾といわれる

 港は、リアス式海岸となっており、五老岳スカイタワーからの絶景が美しく近畿百景第1位にも選ばれた

 湾口の東側が博奕岬、西側が金ヶ岬

 古来より北前船の寄港地
 江戸時代には、西港は、舞鶴城の城下町として商業港として発展してきた
 明治時代には、東港に日本海側唯一の海軍鎮守府 舞鶴鎮守府がおかれ、軍港として発展した
 日露戦争のときには、ほとんどの船がここから出港した
 西港は、対岸貿易の拠点港に指定され、朝鮮・満州などに複数の定期航路を有した

 <舞鶴東港>
 東港は、軍港として栄えた
 旧帝国海軍舞鶴鎮守府の伝統を受け継ぐ造船所・造船ドックがある
 現在は国内貿易の拠点ともなっている

 <舞鶴フェリーターミナル>
 西日本と北海道を結ぶフェリーの発着する旅客ターミナル
 東舞鶴駅より約2kmの前島埠頭に設置されている

 <舞鶴西港>
 江戸時代より、舞鶴城の城下町として、商業港として発展してきた
 明治期以降は、対岸貿易の拠点港に指定され、朝鮮・満州などに複数の定期航路を有した
 現在は、重要港湾に指定されている
 海上保安庁第八管区海上保安本部もある

 <舞鶴漁港>
 国道177号の起点付近は、大型定置網漁船の拠点で、京都府で最大の漁港となっている
 京都府内生産物取扱量の60%以上を占める

 <舞鶴港インランドデポ>
 京都市伏見区の名神高速道路京都南IC付近
 舞鶴港専用の集荷拠点、保税蔵置を完備している
 1999年(皇紀2659)平成11年に解説

【舞鶴湾・舞鶴港の観光】

 <舞鶴赤レンガ倉庫群東港(重要文化財)>
 旧日本海軍関連の遺構

 <赤れんが博物館>
 世界中の煉瓦が集められている

 <舞鶴市政記念館>
 舞鶴市の歴史や風俗が展示されている

 <道の駅 舞鶴港とれとれセンター
 海産物即売所

 <空山展望台>
 標高約550mの空山の展望台
 冠島・沓島、越前海岸から丹後半島までが展望できるビュースポット
 夜景も絶景

 <五老スカイタワー>
 舞鶴のほぼ中央にある標高301mの五老岳の頂上に建つ高さ約50mの展望タワー
 展望室からは、リアス式海岸の舞鶴湾と舞鶴市内が一望でき360度パノラマビューが望める
 ここからの眺めが、近畿百景第1位に選ばれている

 <クレインブリッジ>
 舞鶴湾にかかる日本海側最大級の斜張橋
 全長約735m、水面からの高さ約95m
 海に舞い降りた2羽の鶴をイメージして創られている

 <舞鶴親海公園>
 舞鶴湾の入口の千歳地区にある海沿いに整備された公園
 船の姿をしたPR館「エルマールまいづる」ではプラネタリウムも見れる

 <自衛隊桟橋>
 国道27号沿いに最新鋭の護衛艦などが停泊している自衛隊桟橋


【京都検定 第10回2級】

[インデックス]


京都通メンバページ

写真:表示/非表示

[目次]


[関連項目]


[協賛リンク]



[凡例]

赤字
 京都検定の出題事項
 (過去問は下段に掲載)

ピンク
 京都検定に出題された
項目へのリンク

青色紫色
 関連項目へのリンク