西陣(にしじん)は、京都市街地の北東部、今出川大宮を中心にして、およそ半径1km範囲の地区
東は堀川通(広くは新町通)、西は千本通(広くは七本松通)、北は鞍馬口通(広くは北大路通)、南は一条通(広くは中立売通)で
囲む一帯の総称
行政的な地名に「西陣」はない
西陣には、西陣織など絹織物産業が集中している
西陣の機業は、織元を中心に、工程ごとに細かく分かれる分業制がとられてきた
<西陣碑(にしじんひ)>
京都市考古資料館前と西陣織会館前の2ヵ所に、西陣の地の由来を示した石碑が立てられている
<京都市考古資料館前>
1928年(皇紀2588)昭和3年
京都三宅安兵衛遺志碑として、京都市考古資料館前に、西陣碑が建立される
<西陣織会館前>
1976年(皇紀2636)昭和51年7月
京都市考古資料館前の京都三宅安兵衛遺志碑の西陣碑が風化が激しくなってきたため
西陣クラブにより、西陣織会館が竣工したことを機に、復元されて西陣織会館前に建立される
<京都三宅安兵衛遺志碑>
大正時代末から昭和時代初期にかけて、
西陣帯地卸商 三宅清治郎が、父親 三宅安兵衛の遺命に基いて、京都府南部を中心に約400の史跡石標が建立された
<織屋造の京町家>
奥に機織機械を数台おく形式の京町家
<美観地区>
国の景観法第61条で規定される「景観地区」の一地域
西陣美観地区の広さは、2種:31ha、3種:315haの346ha
<西陣織会館>
西陣織の歴史や生産工程の紹介、展示・販売、着物ショーなどを行っている