比叡山(ひえいざん)は、京都市左京区と大津市にまたがる霊峰
大比叡岳(おおびえたけ)(848.3m)と、四明岳(しめいがたけ)(839m)から成る
大比叡岳山頂は、市境の大津市側、四明岳は京都市側にある
東山三十六峰の北端の最高峰
比叡山の東側には琵琶湖が広がる
伝教大師 最澄により創建された天台宗総本山 延暦寺や、日吉大社などがある
「仏教の母山」と称される
風致地区・歴史的風土保存区域、琵琶湖国定公園の一部となっている
京都市側、大津市側の2方向からケーブルカーがあり、登山をしないで頂上付近まで行くことができる
<雲母坂>
修学院から登る登山道
「山州名跡志」によると、「都から見ると、坂から雲がわいているように見える」といわれ名付けられた
御所からの勅使や、修行僧が使ったので、「勅使坂」や「禅師坂」とも称される
<松尾坂>
左京区八瀬の西塔橋から、西塔の釈迦堂へ登る参詣道
八丁谷左岸につけられた林道から、不変随縁而二門旧跡を経て大比叡の山頂へ向かう
<東塔本坂>
大津市坂本から延暦寺の中心である根本中堂へ登る参詣道
この道から東塔へ登り、已講坂から阿弥陀堂を経て背後より大比叡の山頂へ向かう
比叡山を借景とする借景庭園が多くある
<正伝寺の獅子の子渡しの庭>
<妙満寺の雪の庭>
<円通寺(国の名勝)>
<天寧寺の額縁門>
<是界(ぜがい)・大会(だいえ)>
比叡山が舞台の能の演目
<白川石>
比叡山山麓の北白川付近の特産品で、白色中粒で緻密で良質な黒雲母花崗岩