鞍馬山(くらまやま)は、京都の北部、左京区鞍馬にある山
東は鞍馬川、西は貴船川に挟まれた尾根が南北に連なり、分水界となっている
全山、杉や檜(ひのき)が生い茂り、植物は原生のものが多い
平安時代から春は桜、秋は紅葉の名所で、「更級日記」にも鞍馬山の春秋の姿が描かれている
霊山として、密教などによる山岳修験の場として栄え、中腹には鞍馬寺がある
鞍馬天狗や、牛若丸(後の源義経)が修行したといわれるゆかりの地
<由岐神社>
<鞍馬寺>
<鞍馬川>
<貴船川>
<木の根道>
<僧正ヶ谷>
<霊山>
鞍馬寺の本尊である魔王尊(サナート・クマラ)が降り立った地であるといわれる
<古名「暗部山」>
「暗部(闇部)(くらぶ)」とは、暗い場所を意味する
「くらぶ(暗部)」から「くらま(鞍馬)」に転じたともいわれる
<歌枕>
「くらぶ山」、「くらま山」も歌枕になっている
「拾遺和歌集」には、安法法師らが「くらま山」を歌枕として詠んでいる
「古今和歌集」には、紀貫之や在原元方らが「くらぶ山」を歌枕として詠んでいる
<鞍馬山鋼索鉄道>
鞍馬寺が運行しているケーブルカー
山門駅−多宝塔駅
路線距離:191m