小倉山(おぐらやま)は、嵯峨野の大堰川(保津川)の北側に位置し、南側の嵐山と相対する山
東麓に行楽地の嵯峨野が広がり、東北麓には葬送地の地だった化野がある
平安時代の山麓は貴人の隠棲地でもあり、代表的な歌枕の一つになっている
紅葉の名所
<小倉山展望台>
保津峡と京都市街が眺望できる展望台
高雄口ゲートから8.9km、嵐山・清滝口ゲートから1.8km
<小倉百人一首>
藤原定家がこの地で撰集したことに由来する
藤原定家の歌「忍ばれむ物ともなしに 小倉山軒端の松ぞなれてひさしき」
<歌枕>
紅葉の名所で、和歌では「小倉山」を歌枕として「紅葉」「鹿(しか)」が詠み込まれることが多い
「をぐらやま」とも記される
<化野>
小倉山東北麓一帯は「化野」と称される京都の葬送地の一つであった