亀岡盆地から京都盆地に出るまでの約11.5km
保津川が、愛宕山南麓の狭隘な山間部を蛇行して流れている
<渓谷美>
山狭を曲がりくねって流れる保津川の両岸は、長年にわたる河岸の浸食作用によってできた絶壁
深く切り込んだV字型の渓谷をなしている
勾配が緩いため、川が自由に蛇行して流れている
<周囲の山々>
アカマツ、スギ、ヒノキ、雑木林となっている
<巨岩>
烏帽子岩、鎧岩、かえる岩、書物岩、ライオン岩など
<保津川>
桂川の一部分の通称
亀岡の保津橋付近から嵐山の渡月橋までの約11kmの区間を、愛宕山の南麓の山間部を蛇行している
<保津川下り>
亀岡を起点に嵐山まで、底の浅い川舟で、渓谷を曲がりくねって流れる急流を下る
全行程約16km、約2時間
桜、岩つつじ、新緑、紅葉、雪景色などの景色が楽しめる
<嵯峨野トロッコ列車>
嵯峨から亀岡まで、保津峡を見ながら渓谷を走る列車
<京都一周トレイルコース>
清滝(金鈴橋)→保津峡・落合→嵯峨鳥居本→嵐山→阪急松尾駅
<丹波湖開拓伝説>
亀岡盆地は、太古は湖であったといわれ、湖が開拓された伝承が各地に残っている
赤土の泥湖であったといわれ「丹の湖」と称され、
風が吹くと湖に丹色(朱色)の波が立ったといわれ、国名「丹波国」の由来となったといわれる
日本の国造りを行っていた大己貴命が、黒柄山に八人の神さん(八柱神)を集め、
一艘の樫船に乗り、一把の鍬で保津浮田(請田)の峡(現在の保津川・保津峡)を開き、溜まっていた水を外へ流し出して、
この地を豊かな農地に変えたといわれる