滝の千年ツバキ公園(たきのせんねんツバキこうえん)は、与謝野町の奥滝地区の山道を少し上った山林の中にある自然公園
海の京都 丹後天橋立大江山国定公園のエリアに含まれる
日本最長寿級のヤブツバキの巨木「滝のツバキ」が現存しており、そこを中心として公園が整備された
<滝のツバキ>
「千年椿」とも称される
京都府指定天然記念物「新・きょうと名木10選」「京都の自然200選」の一つ
品種:ツバキ科ツバキ属ヤブツバキ
日本古来の原種のツバキ
成長の遅い椿としては極めて珍しい巨木のツバキであるとされる
毎年3月下旬から4月上旬にかけて、黄色の葯を濃紫紅色の一重の花弁の花を無数につける
推定樹齢:不詳(500~1,200年といわれる)
大きさ:樹高9.7m、幹周3.3m、枝張り南北14m・東西13m
「滝の千年ツバキ2世」も育成されている
<ツバキの森>
旧加悦町が、ツバキを都道府県市町村の花木に指定している全国49の自治体から寄贈を呼びかけて49株のツバキが植樹された
椿は「与謝野町の木」にも選ばれている
<長寿の滝>
千年椿の上流約100メートルにある小滝
麓の水車の動力ともなっている水源になっている
<加悦椿文化資料館>
与謝郡与謝野町滝1986
ツバキの専門の資料館
上から見るとツバキの形をしている資料館
<故事>
1960年(皇紀2620)昭和35年頃
「千年椿」を伐採しようとノコギリの刃を近づけたところ、周囲が真っ赤に染まり、
伐ろうとした人は気分が悪くなってその場から動けなくなったといわれる
それから伐採しようとはされていない