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木津川(きづがわ)は、三重県中北部、京都府南東部にまたがって流れる淀川水系の支流の一級河川
木津川は、三重県中北部、京都府南東部にまたがって流れる
年間降雨量は、淀川水系においても琵琶湖や桂川の流域と比べて少なめ
台風が多い7月から9月にかけて降雨量が集中し、1ヶ月約200〜300mmの雨量が測定される
<源流部>
三重県伊賀市(旧大山田村〜旧青山町)
青山高原が水源となり、伊勢湾へ流れる諸川と分かれる
流れはじめは山里の小川で、青山へ向かい渓流となっていく
<三重県>
三重県伊賀市(旧青山町〜旧上野市〜岩倉峡、夢絃峡、明神の滝)〜京都府南山城村
青山の小盆地を西流して貫流し、青山盆地西端で大きく蛇行し、北へ向かう
山あいには沈下橋がある
伊賀盆地で、旧上野市郊外を北上していく
伊賀市北部で、鈴鹿山脈の油日岳からの柘植川と合流してきた布引山地の笠取山からの服部川と合流して、
西流に変えて山峡へ向かう
笠置山を貫く断層沿いの横谷を流れ、京都府に向かう
<京都府>
京都府南山城村〜笠置町〜旧加茂町〜旧山城町〜旧木津町〜精華町〜京田辺市〜井手町〜城陽市〜久御山町〜八幡市
三重県伊賀市から西流してきて、京都府南山城村に入る
南山城村の大河原で、南からの名張川と合流して、沈下橋をくぐり、西流を続け、笠置町へ向かう
笠置町から西流してきて恭仁宮がおかれた旧加茂町へ、このあたりは、砂の多い河床で鮎釣りが行われる
旧加茂町から、木材集散の河港だった旧木津町へ西流していく
木津市木津の泉大橋をくぐり、大曲がりして北流して旧山城町へ向かう
精華町あたりから、堤も高くなり、川幅も広がり、京田辺市、井手町、城陽市と北流する
城陽市から久御山町へ入ったところで、西流に変わって、八幡市へ向かう
この辺りの河川敷には茶畑が多くある
八幡市では、「流れ橋」といわれる木橋をくぐる
伏見区の南を通過して、八幡市の大山崎との境で、南に向きを変えて、桂川と宇治川が合流した直後の淀川と合流する
伊賀市から木津川市にかけて、JR西日本 関西本線と国道163号(伊賀街道)が並行する
木津川市以北の流域では、
東岸をJR西日本 奈良線と国道24号(奈良街道)が、
西岸をJR西日本 学研都市線と近鉄京都線とが沿う
<ダム>
三重県に大河原ダムなど、支川を含めて多くのダムなどがある
高山ダム(南山城村)
木津川に合流する直前の名張川にある
<京都府での主な橋>
大河原大橋 南山城村
木津川橋梁 JR関西本線 笠置町
笠置橋 京都府道4号笠置山添線 笠置町
恭仁大橋 木津川市加茂町
木津川橋梁 JR奈良線 木津川市
泉大橋 国道24号 木津川市
開橋 京都府道71号枚方山城線 精華町-木津川市山城町
玉水橋 京都府道65号生駒井手線 京田辺市-綴喜郡井手町
山城大橋 国道307号 京田辺市-城陽市
木津川橋梁 近鉄京都線 京田辺市-城陽市
木津川橋 京奈和自動車道 京田辺市-城陽市
上津屋橋 (流れ橋) 八幡市-久御山町
新木津川大橋 第二京阪道路 八幡市-久御山町
木津川大橋 国道1号 八幡市-久御山町
木津川橋梁 京阪本線 八幡市
御幸橋 京都府道13号京都守口線 八幡市
<流域上下水道施設>
京都府営水道木津浄水場(木津川市木津町)
京田辺市・木津川市・精華町に供給しているほか、緊急時、宇治浄水場(宇治川)・乙訓浄水場(桂川)と
相互供給できるように水道本管でつながれている
加茂町浄化センター(木津川市加茂町)
支流の土堀川に有る下水処理場
木津川上流浄化センター(精華町)
京都府木津川市、相楽郡精華町の汚水を処理する木津川上流流域下水道の終末処理場
窒素リンを除去する高度処理設備がある
洛南浄化センター(八幡市八幡焼木)
京都府八幡市、京田辺市、京都市伏見区、久世郡久御山町、宇治市、城陽市、綴喜郡井手町、木津川市山城町の
汚水を処理する木津川流域下水道の終末処理場
窒素・リンを除去する高度処理設備がある
宇治川と木津川に挟まれたところにある
<京都木津川マラソン>
毎年2月
京田辺市の草内木津川運動公園を発着地点として、木津川の南岸のサイクリングコースを中心に行われる