七谷川(ななたにがわ)(NanataniGawa)

所在地:亀岡市京都市右京区   名所ちず丸地図情報名所

淀川水系
保津川桂川)の支流

水源:地蔵山の西麓あたり・桃原池
合流:保津町の大堰川緑地東公園付近

距離:約13km

一級河川

 七谷川(ななたにがわ)は、京都市右京区・亀岡市を流れる一級河川

 和らぎの道には、約1kmに約1,500本の桜並木が続く桜の名所

【七谷川の歴史・経緯】

 江戸時代後期
 1827年(皇紀2487)文政10年
 灌漑用池として、源流付近の右京区嵯峨越畑桃原垣内に、桃原池が築造される

 1928年(皇紀2588)昭和3年
 昭和御大典記念として、千歳町千歳付近に100本の桜が植樹される

 1973年(皇紀2633)昭和48年
 100本の桜が追加で植樹される

 1982年(皇紀2642)昭和57年
 沿岸に七谷川野外活動センターが創設される
 500本の桜が植樹される

 2018年(皇紀2678)平成30年4月1日
 亀岡市七谷川野外活動センターがリニューアルオープンする

【七谷川】

 愛宕山の西北山麓の右京区嵯峨樒原町(しきみがはらちょう)あたりを水源として西流し、
 江戸時代後期に灌漑用池として作られた桃原池からの流れを合流して南に流れ、
 亀岡市千歳町国分から西流、桜の名所となっている
 河原林で、北から流れてきた古川を合流して南に流れ、
 保津町の大堰川緑地東公園付近で保津川桂川)の左岸に注ぐ


 <水源地>   名所ちず丸地図情報名所
 京都市右京区嵯峨樒原町(さがしきみがはらちょう)の東部の地蔵山の西麓あたり
 付近には、京都日吉美山線が通っていて、愛宕神社の大鳥居が立つ


 <桃原池>   名所ちず丸地図情報名所
 京都市右京区嵯峨越畑桃原垣内
 1827年(皇紀2487)文政10年に灌漑用池として、下流の亀岡市千歳町国分村、江島里村により築造された

 豊臣秀吉が愛宕山福寿院に対し、原村・越畑村の者に、桃原・鍋浦の荒れ地の開発をうながしたり、
指示した朱印状などを発給している


 <上流>
 上流では、林道沿いに深い谷になっている
 多くの大きな砂防堰堤が造られている
 大きな溜池がいくつかある


 <一級河川>
 起点は、亀岡市千歳町国分後田、千歳町江島里小山の府道25号線(亀岡園部線)との交差あたりから


 <中流>
 牛松山から流れ出て、府道25号線(亀岡園部線)を超えたあたりから一級河川となる
 郷ノ口余部線までの間の堤は桜の名所になっている


 <下流>
 河原林町あたりで、北から流れてきた古川を合流して、高い堤はなくなり、平地を蛇行するようになる
 南下していき、保津町の大堰川緑地東公園付近で保津川桂川)の左岸に注ぐ

 

【七谷川の名所】

 <亀岡市七谷川野外活動センター>   名所ちず丸地図情報名所
 亀岡市千歳町千歳南山
 2018年(皇紀2678)平成30年4月1日リニューアルオープン
 生涯学習の場
 キャンプ宿泊場・スポーツハウス・さくらツリーハウスなどがある


 <和らぎの道(やわらぎのみち)>
 七谷川野外活動センターに隣接する散策道
 約1kmに約1,500本の桜並木が続く
 元愛宕の愛宕神社があり、丹波七福神めぐりコースの一部にもなっている

【その他】

 <名前の由来>
 本流・臼木谷・桃原谷・馬路山谷・野々熊谷・畑谷・上谷が合流することにちなむといわれる

【七谷川へのアクセス】

 和らぎの道へ
 JR山陰本線(嵯峨野線) 亀岡駅から亀岡市ふるさとバス 七谷川 下車すぐ

 京都縦貫自動車道千代川ICから約10分

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