二寧坂(にねんざか)(二年坂)は、東山山麓に位置し、石畳の京の風情を感じさせる坂道
近辺の南には清水寺、東には京都霊山護国神社、北には高台寺、西には法観寺五重ノ塔などで囲まれた観光スポット
高台寺前のねねの道から一念坂、二寧坂、産寧坂へと続く「京の坂みち」の一部
お土産屋や食事処、様々な老舗が並んでいる
<竹久夢二寓居跡>
竹久夢二は、明治・大正・昭和にわたり波乱の人生を送った詩人・画家
17歳の時、家出し上京し絵を学び、新聞社の挿絵画家となる
他万喜(岸たまき)やお葉(佐々木カ子ヨ)などをモデルとして美人画を描く
大正3年(1914)の秋頃
東京日本橋の紙問屋の一人娘 笠井彦乃と出会い運命的な恋いに陥いるが、父親に猛反対される
二人は、互いに「山」、「川」と呼び合い、人目を避けて逢引きを重ねていたが、竹久夢二は、京都のこの家に逃れ、
笠井彦乃も追うようにして訪れた
現在は、「港屋」となっており、竹久夢二が描いた作品をあしらった絵葉書などが売られている
家の前に、小さな石標が建っている