先斗町通(ぽんとちょうとおり)は、三条通一筋下ルから四条通まで、鴨川と木屋町通の間を南北に走る通り
通り全体が、京都五花街の一つ先斗町の地区になっている
祇園と並ぶ古い花街の石畳の狭い通り
お茶屋が軒を連ね、東側の店は鴨川の川床料理が楽しめる
現在は、狭い路地のために、消防法などにより、建て替えを行う場合には路地から壁面を後退させなければならず、
町並みの維持が危ぶまれている
鴨川に沿った三条通一筋下ル先斗町歌舞練場から四条通までの南北約500mの小道
幅2mほどの細い石畳の通り
<先斗町のれん会>
先斗町通の全体に沿った両側に、京町家造のお店が並んでいる
東側の店は鴨川納涼床が楽しめる
74店舗(令和3年2月現在)が加盟している
<先斗町歌舞練場>
先斗町通の北端にある、花街先斗町の歌舞練場
<先斗町公園>
先斗町通のちょうど真ん中辺り、蛸薬師通の北側にある公園
戦時中の建物疎開で町家を撤去した跡が公園になっている
中央部に築山があり、石組が置かれ、シダレザクラが生育しており日本庭園風の構造になっている
<中京警察署 四条交番>
四条通からの入口にある
「先斗(ぽんと)」は、ポルトガル語の「ponta(「先端」の意味)」
通りが開発される以前から「御崎(みさき)」と称されていた地域で、
京の町の東の先端にあることから名付けられたといわれる
現在も、近くに、岬神社(みさきじんじゃ)(土佐稲荷)が祀られている
1702年(皇紀2362)元禄15年刊の「万宝節用集町名鑑」にも「ぽんと町」と記されている
<西石垣通(さいせきどおり)>
西石垣通は、先斗町通の四条通より南側に続く通り
鴨川の氾濫を防ぐために造られた石垣が残っている
現在は、繁華街が続いている