さわらびの道は、宇治川の東岸から末多武利神社、宇治上神社を経て宇治市 源氏物語ミュージアムに至る石畳の散歩道
朝霧橋(あさぎりばし)の手前から宇治神社の方へ曲がると
道沿いに、源氏物語 宇治十帖ゆかりの早蕨之古蹟があり「さわらびの道」と称されている
宇治川に沿った通りを「朝霧通(あさぎりどおり)」と称される
<さわらびの道の石碑>
総角の古跡前に建つ
<宇治上神社>
世界遺産(古都京都の文化財)の一つ
<宇治神社>
<総角之古蹟>
大吉山登り口広場の斜面に石碑が立てられている
<早蕨之古蹟>
宇治神社の近くに石碑が立てられている
<又振神社(またふりじんじゃ)>
「宇治の民部卿(みんぶきょう)」と称される藤原忠文が祀られている
<与謝野晶子の歌碑>
1992年(皇紀2652)平成4年10月
与謝野晶子の没後50年と宇治市制40周年を記念して、「みだれ髪の会」によって建てられる
与謝野晶子が源氏物語 五十四帖を五十四首の歌で再編成した「源氏物語礼讃」の中から
源氏物語宇治十帖の十首が与謝野晶子の真筆で刻まれている
西面の5首
橋姫
しめやかに 心の濡れぬ 川ぎりの 立舞ふ家は あはれなるかな
椎本
朝の月 涙のごとし 真白けれ 御寺(みてら)のかねの 水わたる時
総角
こころをば 火の思ひもて 焼かましと 願ひき身をば 煙にぞする
早蕨
さわらびの 歌を法師す 君に似ず よき言葉をば 知らぬめでたさ
宿木
あふけなく 大御女を いにしへの 人に似よとも 思ひけるかな
東面の5首
東屋
ありし世の 霧きて袖を 濡らしけり わりなけれども 宇治近づけば
浮舟
何よりも 危きものと かねて見し 小舟の上に 自らをおく
蜻蛉
ひと時は 目に見しものを かげろふの あるかなきかを しらぬはかなさ
手習
ほど近き 法の御山を たのみたる 女郎花(おみなえし)かと 見ゆるなりけれ
夢浮橋
明くれに 昔こひしき こゝろもて生くる世もはた ゆめのうきはし
<宇治の万葉歌碑>
大吉山登り口広場に立てられている万葉集の歌碑
「そらみつ 倭の国 あをによし 奈良山越えて 山代の 管木の原 ちはやぶる 宇治の渡 瀧つ屋の 阿後尼の原を
千歳に 闕くる事無く 萬歳に あり通はむと 山科の 石田の杜の すめ神に 幣取り向けて われは越え行く 相坂山を」
(巻13-3236 作者不明)