京都守護職(きょうとしゅごしょく)は、幕末維新の時代に設けられた江戸幕府の役職
京都市中(洛中)の治安維持および御所・二条城の警備などの任務を受けた
<任務>
京都市中(洛中)の治安維持および御所・二条城の警備などを担う役割として新設された
元来、江戸幕府における京都の治安維持は、京都所司代・京都町奉行の任務であった
尊王攘夷運動を進める長州藩や薩摩藩、土佐藩などの過激派の横行から、幕府の権威を取り戻す必要があった
<本陣>
金戒光明寺に本陣が置かれた
会津藩 藩兵1,000人が、京都に常駐し1年おきに交替した
<配下組織>
京都所司代・京都町奉行・京都見廻役が傘下に置かれる
京都見廻役の配下で幕臣により結成された京都見廻組も支配下におかれる
京都守護職御預かりとして、新選組も支配下に置かれ、治安の維持に当たらせた
<京都守護職上屋敷跡>
現在の京都府庁・第二日赤病院・梅屋校におよぶ広大な屋敷だった
現在、京都府庁に石碑が残されている