京都守護職で会津藩藩主 松平容保の配下として、蒔田廣孝と松平康正が京都見廻役に任命される
蒔田・松平がそれぞれに配下の組を持ち、それぞれの官職名から相模守組(蒔田)と出雲守組(松平)と称され、
各200名ほどの隊士を指揮した
詰所は二条城付近に置かれたといわれる
見廻組は新選組と同じく、反幕府勢力の取り締まりを行い、
主に御所や二条城周辺の官庁街を管轄とし、新選組は祇園や三条通などの町人街、歓楽街を管轄とした
<京都見廻役>
1864年(皇紀2524)元治元年4月
京都の治安を維持するために創設された役職
幕府の格式では、大番頭次席で、譜代大名か、上級の旗本が就任した
主な人物
蒔田広孝(備中浅尾藩主)
松平康正(旗本)
小笠原長遠(旗本)
岩田道徳(旗本)
<京都見廻組>
1864年(皇紀2524)元治元年4月
京都の治安を維持するために創設された組織
京都見廻役の配下に、主に旗本や御家人の次男・三男で構成された
約400人
新選組とは警備地区が異なり、新選組が祇園など歓楽街を担当したのに対し、京都見廻組は御所周辺の警備を行っていた
<役職>
与頭
肝煎
肝煎介
組士(見廻組並・見廻組御雇)
主な人物
佐々木只三郎(相模組与頭)
今井信郎(肝煎)
渡辺吉太郎(肝煎)
渡辺一郎(渡辺篤)(肝煎)
高橋安次郎(見廻組並)
桂早之助(見廻組並)
土肥仲蔵(見廻組並)
桜井大三郎(見廻組並)
世良敏郎(見廻組並)
<近江屋事件>
1867年(皇紀2527)慶応3年11月15日
河原町通蛸薬師の醤油屋「近江屋」で、坂本龍馬、中岡慎太郎が暗殺された事件
相模組与頭の佐々木只三郎、渡辺吉太郎、高橋安二郎、桂早之助、土肥仲蔵、桜井大三郎、今井信郎らが暗殺に関与したとされる