紫衣事件(しえじけん)

紫衣事件(しえじけん)は、江戸時代初期における、江戸幕府が朝廷を圧迫した対立事件

朝廷が、高徳の僧・尼に紫衣着衣の勅許を与えることを制限した

後水尾天皇は、紫衣事件をきっかけに突然、譲位したとされる

【紫衣事件の歴史・経緯】

【その他】

 <紫衣>
 紫衣とは、紫色の法衣や袈裟のこと
 僧・尼の尊さを表す物で、宗派を問わず高徳の僧・尼が朝廷から賜るものであった
 朝廷にとっては収入源の一つでもあった

 <禁中並公家諸法度 第16条 紫衣の寺住持職>
 「一 紫衣之寺住持職、先規希有之事也。
 近年猥勅許之事、且亂臈次、且汚官寺、甚不可然。
 於向後者、撰其器用、戒臈相積、有智者聞者、入院之儀可有申沙汰事。」
 (紫衣を許される住職は以前は少なかった。
 近年はみだりに勅許が行われて席次を乱しており、寺院の名を汚すこととなり、とてもよくない。
 今後は、紫衣を与えるに住職を選別し、相応であることを有識者に確かめた上で、紫衣を与えること。)


【京都検定 第12回1級】

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