藤原季綱(ふじわらのすえつな)は、平安時代中期から後期にかけての廷臣、漢詩人
白河上皇に院近臣として仕え、鳥羽の別邸を院に献上した
<廷臣>
文章生(大学寮で紀伝道を専攻した学生)から、
東宮大進・蔵人・大学頭・右衛門権佐(検非違使佐)を歴任する
地方官
三河守・備前守・越後守・長門守の国司などを歴任する
<漢学者・漢詩人>
文章生のときに殿上詩合にも参加している
「本朝無題詩」
「本朝続文粋」
「朝野群載」
「中右記部類紙背漢詩集」
などに収録されている
<鳥羽離宮>
藤原季綱が、白河上皇に鳥羽山荘を献上し、
白河上皇の御願により、鳥羽殿(南殿)が建立されたことが由来となる