村山たか女(むらやまたかじょ)は、幕末維新から明治時代初期に活躍した女性
大老 井伊直弼と参謀 長野主膳の隠密(スパイ)として、芸妓の経験を活かし、尊王攘夷派・倒幕派の情報収集にあたった
舟橋聖一著の歴史小説「花の生涯」にヒロインとして描かれている
<金福寺>
隠密の罪で捕まった後に、出家して晩年を過ごしたところ
本堂には、村山たか女の位牌や遺品が安置されている
弁天堂は、村山たか女が寄進して創建したもの
村山たか女が、死ぬまで大切にしていた井伊直弼直筆の和歌の書かれた掛け軸がある
「柴の戸の しばしと云(い)いて もろともに いざ語らわん 埋火(うずみび)のもと」(井伊直弼)
<圓光寺>
金福寺の本寺とされる
村山たか女のお墓がある
<舟橋聖一著「花の生涯」>
幕末維新の大老 彦根藩主 井伊直弼を主人公にして、その波乱の生涯を描いている歴史小説
村山たか女もヒロインとして描かれている
<井伊直弼の恋文>
井伊美術館(東山区)で、井伊直弼が、1842年(皇紀2502)天保13年頃に、村山たか女へ宛てた手紙が発見された
彦根藩の反対により会えなくなった、村山たか女への想い、辛い心情が綴られている