六波羅探題(ろくはらたんだい)(Rokuharatandai) 京都通メンバ
六波羅探題(ろくはらたんだい)は、鎌倉幕府が京都に設けた出先機関・職名

 源頼朝が、平氏政権の基盤であった白河南の六波羅の地を接収し、旧平清盛邸を改築して役所にして、京都での拠点を置いた

 承久の乱の後、執権 北条義時により、鎌倉幕府の出先機関としておかれる
 朝廷の監視と、京周辺の治安維持・警護にあたった
 西日本で起きた地頭と国司とのトラブルなどを処理する裁判機能や御成敗権を行使して「小鎌倉幕府」ともいわれる

 探題は、鎌倉幕府の執権・連署に次ぐ重職で、鎌倉に戻ると執権や連署に昇進する者も多くいた

【六波羅探題の経緯】


【歴代の六波羅探題】

 <六波羅探題北方>

 初代 北条泰時 1221年 - 1224年(執権に就任)
 2代 北条時氏 1224年 - 1230年
 3代 北条重時 1230年 - 1247年
 4代 北条長時 1247年 - 1256年(評定衆、執権に就任)
 5代 北条時茂 1256年 - 1270年
 6代 北条義宗 1271年 - 1276年
 7代 北条時村 1277年 - 1287年
 8代 北条兼時 1287年 - 1293年(5代六波羅探題南方から)
 9代 北条久時 1293年 - 1297年
 10代 北条宗方 1297年 - 1300年
 11代 北条基時 1301年 - 1303年
 12代 北条時範 1303年 - 1307年
 13代 北条貞顕 1311年 - 1314年(8代六波羅探題南方から、連署、執権に就任)
 14代 北条時敦 1315年 - 1320年(10代六波羅探題南方から)
 15代 北条範貞 1321年 - 1330年
 16代 北条仲時 1330年 - 1333年

 <六波羅探題南方>

 初代 北条時房 1221年 - 1225年
 2代 北条時盛 1224年 - 1242年
 3代 北条時輔 1264年 - 1272年
 4代 北条時国 1277年 - 1284年
 5代 北条兼時 1284年 - 1287年(8代六波羅探題北方に就任)
 6代 北条盛房 1288年 - 1297年
 7代 北条宗宣 1297年 - 1302年(評定衆、連署、執権に就任)
 8代 北条貞顕 1302年 - 1308年(13代六波羅探題北方、連署、執権に就任)
 9代 北条貞房 1308年 - 1309年
 10代 北条時敦 1311年 - 1315年(14代六波羅探題南方に)
 11代 北条維貞 1315年 - 1324年(評定衆、連署に就任)
 12代 北条貞将 1324年 - 1330年
 13代 北条時益 1330年 - 1333年

【組織】

 <評定衆>
 <引付方>
 <門注所>
   その下に、越訴奉行がおかれる
 <検断方>

 <篝屋守護人
 京都市中の48ヶ所に設置された番屋

 <大番>

【その他】

 <平氏六波羅第・六波羅探題府址
 六波羅蜜寺の境内を入ってすぐの右脇に石碑が立てられている

 <遺構>
 東福寺の六波羅門(ろくはらもん)(重要文化財)は、六波羅探題の遺構

【六波羅探題跡地へのアクセス】

 市バス 五条坂 徒歩5分


【京都検定 第2回3級】

【京都検定 第4回3級】

【京都検定 第7回3級】

【京都検定 第2回2級】

【京都検定 第8回2級】

【京都検定 第9回2級】

【京都検定 第13回2級】

【京都検定 第17回2級】

【京都検定 第23回2級】

【京都検定 第15回1級】

【京都検定 第19回1級】

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