地祇神社(ちぎじんじゃ)は、京田辺市普賢寺にある観音寺の境内にある神社
延喜式神名帳にある式内社で、「国つ神社(くにつかみのやしろ)」とも称される
祭神には諸説があり不詳
「山州名跡志(1711年(皇紀2371)正徳元年))」によると
現在の観音寺の西山の麓に鎮守社があり、権現大明神が祀られ、
その北に鎮守社があり、地主権現が祀られていると記されている
「山城名跡巡行志(1754年(皇紀2414)宝暦4年)」によると
大御堂の西山の麓に地祇神社があり、現在、権現大明神といわれ、
同村に、式内社の地主権現の社があると記されている
権現大明神・地主権現ともに、神仏習合期の一般的な呼称であり、その具体的な神名は不明とされる
現在の祭神は、活気長足比売(神功皇后)・大国主命・大山祇命とされ、諸説がまとまったものであるといわれる
観音寺本堂の左手から、鳥居をくぐり、石段を登った上の山頂を切り開いたところに狭い境内がある
<鳥居>
観音寺本堂の左手に立つ
<本殿>
覆屋の中にある
流造三間社・板葺、正面三間・奥行一間
東面(観音寺の方向)している
<末社 祈雨神社>
祭神:天之水分神(あめのみくまり)(水神)
本殿の右手にある小さいほうのお社
流造一間社・板葺
<末社>
本殿の右手にある大きいほうのお社
菅原道真を祀る天神社といわれる