福王子神社(ふくおうじじんじゃ)は、宇多野の周山街道ときぬかけの路の合流地点にある神社
仁和寺を創建した宇多天皇の生母であり、光孝天皇の女御 班子皇后を祀り、仁和寺の鎮守社とされる
班子皇后のゆかりの地である中野村・常盤村・山越村・御室村・福王寺村・鳴滝村の産土神さんでもある
石段の上に境内がある
<鳥居(重要文化財)>
石造、明神鳥居
<本殿(重要文化財)>
一間社春日造、木賊葺(とくさぶき)、附棟札
1644年(皇紀2304)寛永21年
徳川家光と覚深法親王により、現在の社殿が造営される
<拝殿(重要文化財)>
入母屋造、銅板葺
修復前の拝殿正面には、鳴滝砥石の額が掲げられていた
<石灯籠2基(重要文化財)>
<手水舎>
<さざれ石>
年々大きくなっているといわれる
<末社 夫荒社(ふこうしゃ)>
912年(皇紀1572)延喜12年
洛北や丹波国の氷室から宮中に氷を献上する運搬中に命を落とした役夫の霊を祀り、安全を祈願したものといわれる
<元旦祭> 1月元旦
<七草粥> 1月7日
<節分祭> 2月節分
<夏越大祓> 6月30日
<秋期大祭>
10月18日前後
神輿巡行のときに仁和寺にて奉幣を受ける伝統儀式が行われる
<お火焚祭> 11月18日
<大祓> 12月31日
<名前の由来>
祭神の班子皇后が、多くの皇子皇女を生んだことに由来するといわれる
<きぬかけの路>
金閣寺から衣笠山に沿って龍安寺を通り、仁和寺を過ぎて、福王子神社付近で周山街道と合流する観光道路