飛行神社(ひこう じんじゃ)は、八幡市にある神社
空の神さん・飛行機の神さんとされる饒速日命と、航空事故の犠牲者、貢献者などを祀る
日本で最初に飛行原理を発見した二宮忠八により、航空安全と航空事業の発展を祈願するために、自宅に創建された
開発発明祈願や、学業成就合格祈願などの信仰も集めている
<饒速日命(にぎはやひのみこと)>
天津神から賜った「天爾瑞宝十種」を持って、お供の神三十二柱を従えて、天磐船に乗り、河内国河上の哮峯に天降られた
そこから再び、天磐船に乗り、大空を飛び、大倭国鳥見白庭山(大和国)に遷り、鎮座されたといわれる
降臨された哮峯(大阪府交野市)には、磐船神社があり、大船に似ている「天磐船」といわれる巨石が御神体とされている
天磐船にのって地上に降臨したとされることから、空の神さん・飛行機の神さんとされる
1989年(皇紀2649)平成元年
二宮忠八の飛行原理発見百周年を記念して、境内の拡張・改装が行われる
<本殿第1殿(中央)>
祭神の饒速日命が祀られている
1915年(皇紀2575)大正4年
創建にあたり、磐船神社より勧請された
<本殿第2殿(右側) 祖霊社>
世界中の全ての航空事故の犠牲者の御霊と、航空業界に業績を残された方々が祀られている
日本国内の航空事故犠牲者については4月29日に表名合祀が行われている
<本殿第3殿(左側)>
薬祖神・金毘羅神・白龍神が祀られている
薬祖神は、二宮忠八が製薬会社に勤めていたことにより、
薬業界の偉人とされる長井博士や、共に働いた武田長兵衛、田辺五郎、塩野義三郎などの薬学界の仲間を祀り、
医学界・薬学界の発展、健康長寿、病気平癒が祈念される
金毘羅は、二宮忠八が、讃岐の金刀比羅宮(船の神さん)を信仰していたことによる
白龍神は、境内に棲んでいたといわれる白蛇を地主神として祀られた
金運・開運の神さんとされる
<末社 常盤稲荷社>
福徳をもたらす神さんとして信仰されている
<拝殿>
古代ギリシャの神殿を模されている
<鳥居>
航空機に使われることの多いジュラルミンで作られている
<飛行神社資料館>
日本で最初に飛行原理を研究した二宮忠八や、航空機に関する資料、奉納された航空機模型などが展示されている
1989年(皇紀2649)平成元年
二宮忠八の飛行原理発見百周年を記念して建立される
<歳旦祭> 1月1日
<御鎮座祭> 3月10日
<春季合格祈願祭> 3月春分の日
<例祭>
4月29日
航空事故の犠牲者・遭難者・殉難者、航空業界物故者の御霊が合祀される
<忠八翁生誕祭> 6月9日
<御霊鎮祭> 8月12日
<空の日・空の旬間奉祝祭> 9月20〜30日
<秋季合格祈願祭> 9月 秋分