保津八幡宮(ほづはちまんぐう)は、亀岡市東部の保津町にある神社
亀岡駅から保津川(桂川)の保津橋を渡り500mほどのところ右手にある
保津八幡宮からさらに800mほど奥にある請田神社が、一時期、保津八幡宮に遷座されたことがあり、その頓宮がおかれている
請田神社の例大祭の宵宮では、保津八幡宮と合同で「保津の火祭」が行われる
鳥居から正面に本殿、左手に拝殿、右手に請田神社の頓宮がある
本殿の北側は小高い丘のようになっていて、旧別当寺神護院の鐘楼が建っている
<鳥居>
<本殿>
鳥居から正面にたつ
一間社春日造、銅板葺
亀岡市内の寺社で春日造はとても珍しいといわれる
寛永13年(1636年)の建立といわれる
<拝殿>
入母屋造、桟瓦葺
5社の祠に右から
<貴船神社>
<集神社>
<多賀神社>
<稲荷神社>
<籠神社>
<山王日吉社>
<請田神社頓宮(京都府指定文化財)>
一間社流造
<鐘楼(京都府指定文化財)>
北側の丘にある
旧別当寺の神護院の遺構
<陣屋跡>
北側の丘にある
旧別当寺の神護院の遺構
湯立神事の窯を据える2つの火床がある
<楠(クスノキ)(亀岡の名木)>
本殿と社務所の間に立っている
樹高約20m、胸高幹周5.2m
地上5mほどのところで大きく4幹に分岐し、根元はふくれ気味で一部空洞がある
<保津の火祭>
期日:請田神社例祭日の宵宮
五穀豊穣を祈願して行われる
保津八幡宮と請田神社を、68基の高張提燈を持った行列が往復する
頓宮前では、火が焚かれ「あつい・あつい」と言いながら、行列が火のまわりを3回廻って奉持物を神前に納める
この火にあたると、その年の健康を約束されると言われている
68基の高張提燈の行列は、花傘・太鼓・榊・剣鉾神宝・行灯なども持ち、
太鼓を叩く赤熊(しゃぐま)と榊持ちの子どもたちが、はやし声を交わしながら進んでいく