新日吉神宮(いまひえじんぐう)(ImahieJinguu)

所在地:京都市東山区妙法院前側町   鳥居地図情報鳥居

祭神:後白河天皇、日吉山王七神
   大山咋神賀茂玉依媛命大己貴命
   田心比売命(たごりひめのみこと)(宗像三女神の一柱)、菊理媛神、大山咋命荒魂、賀茂玉依姫荒魂
相殿:素戔嗚尊(大山咋命祖父神)、大年神(大山咋命父神)

社格:旧府社

 新日吉神宮は、三十三間堂の東側、智積院から坂道を徒歩5分ほど登った所に建つ

 酒造、医薬、縁結びの神として信仰を集めている

 洛陽二十五社天満宮の一つ

 後白河天皇が、菅原道真の飛梅の霊を祀ったといわれる

【新日吉神宮の歴史・経緯】




【新日吉神宮の境内】

 <社殿>
 流造(ながれづくり)
 応仁の乱の兵火で焼失
 1835年(皇紀2495)天保6年
 現在の社殿が改築される

 <楼門>

 <神猿>
 石段を上がった本殿前の両脇に、御幣をかついだ金網に閉じ込められたがいる
 大神の使いとされ、信者の悪気を祓い、全ての災いが去るといわれる

 <神木 スダジイ>
 2004年(皇紀2664)平成16年
 京都市指定保存樹


【新日吉神宮の境内社】

 <樹下社(このもとのやしろ)>
 祭神:国泰院殿前関白大相国(豊臣秀吉
 日吉上七社の一つ
 1785年(皇紀2445)天明5年の創建
 1787年(皇紀2447)天明7年
 「社頭の祝」として御法楽和歌37首が献納された
 「十禅師社」とも称されていた

 <秋葉社、愛宕社>
 豊国社の横に、一つの社に祀られている

 <飛梅天満宮>
 祭神:菅原道真菅原道真遺愛の飛梅之霊
 洛陽二十五社天満宮の一つ
 1160年(皇紀1820)永暦元年
 後白河天皇により創建される
 飛梅之霊は、菅原道真が大宰府に流されるときに、「東風吹かば匂ひおこせよ梅の花 主なしとて春を忘るな」と
別れを惜しんだ旧宅の梅が、一夜のうちに大宰府まで飛んでいく花を咲かせたという故事による

 <山口稲荷社>
 祭神:宇賀御魂神


【新日吉神宮の文化財】

 朝廷の崇敬が厚く、108度にもおよぶ上皇の御幸(ぎょうこう)が行われ、
 数多くの天皇の遺物、宸筆が所蔵されている

 <蘆庵文庫>
 江戸時代後期の小澤蘆庵など、多くの文学者の稿本など近世文学の資料が保存されている


【新日吉神宮の祭事】

 <神幸祭>
 5月第2日曜日

 <例大祭・御鎮座記念>
 10月16日
 妙法院による神仏合体の祭事
 神樂(かぐら)の奉納が行なわれる

 <お火焚祭>
 11月14日
 今年一年間の収穫に感謝される神事
 湯立神楽の奉納なども行われる

【その他】

 <演能の発祥の地>
 坂本の日吉猿楽から伝わったといわれる「翁」の曲を観阿弥が上演した地といわれ、演能の発祥の地といわれる

【新日吉神宮へのアクセス】

 市バス 東山七条 東へ徒歩7分

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