石田神社(いしだじんじゃ)は、八幡市東部、木津川にかかる流れ橋のたもとにある神社
度々、木津川の水害に見舞われ、牛頭天王が疫病に対する守護神として信仰を集め
「牛頭天王社(ごずてんのうしゃ)」と称されてきた
八幡市東部の上津屋の里垣内・浜垣内・木津川対岸の城陽市上津屋東川端の三集落の氏神とされる
堀状の水路が周囲をかこみ、鎮守の森のように木々が繁っている
<本殿>
東向き・一間社流造
1851年(皇紀2511)嘉永4年の建立
木津川の氾濫を想定して、一段高い石垣の上に立っている
<拝殿>
1735年(皇紀2395)享保20年
再建され、この時に葺いた刻銘入り鬼瓦が屋根に載っている
拝殿の正面奥に1765年(皇紀2425)明和2年の扁額がある
<鳥居>
<神輿蔵>
もと宮寺の福泉寺で薬師如来が祀られていた薬師堂だったもの
その薬師堂の普請願書(1822年(皇紀2482)文政5年)が残されている
明治時代
神仏分離令による廃仏毀釈により、薬師如来は同じ里垣内にある浄土宗西雲寺に移された
創建当初は、北側の出入口に蔀戸(しとみど)があったが、神輿蔵に転用されたときに前扉が付け替えられたといわれる
<十三重の石塔>
鳥居の前に建っている
南北朝時代の作
<神木>
鳥居をくぐったところにあるモチの木
<摂社 若宮神社>
祭神:天之忍穂耳命(あまのおしほみみのみこと)・活津日子根命(いけつひこねのみこと)・
天之菩日命(あめのぼひのみこと)・熊野久須日命(くまのひさすひのみこと)・
天津日子根命(あまつひこねのみこと)・市寸島比売命・
田露毘古命(たつゆひこのみこと)・於岐津毘根命(おきつひねのみこと)
<末社 太神宮>
<末社 香取神社>
<天照皇大神伏拝所>
天照大御神を伏拝するために、ご神木が生育されている
<古文書類>
1200点以上が伝わり保存されている
石田神社や上津屋地区の歴史を記す貴重なもの
<例祭>
10月10日
<石田神社>
八幡市には3つの石田神社がある
全て八幡市の東部に集中していて、上津屋里垣内・岩田茶屋・岩田里にある