岩上神社(いわがみじんじゃ)(IwagamiJinjya)
所在地:
京都市上京区浄福寺通上立売大黒町
地図情報
通称:岩上祠(いわがみのほこら)、禿童石
岩上神社(いわがみじんじゃ)は、
西陣の住宅街の中に、巨石が祀られている神社
授乳の神さまとして信仰されている
子供に化けた事もあるといわれ、「禿童石」とも称される
【岩上神社の歴史・経緯】
「山城名勝志」(1711年(皇紀2371)正徳元年)によると
江戸時代初期
寛永年間(1624年〜1644年)
二条
堀川付近にあった巨石が、
徳川家康の
二条城築城により岩上通六角へ移され、
さらに、
後陽成天皇の女御 中和門院の御所に池に移されてきて、
夜になると「帰りたい」とすすり泣いたといわれる
1630年(皇紀2290)寛永7年
真言僧 蓮乗院がもらい受け、現在の地に祀り「有乳山 岩神寺」と称した
1730年(皇紀2390)享保15年
大火「西陣焼け」で焼損
1788年(皇紀2448)天明8年
天明の大火で荒廃する
明治維新
廃寺となったが、巌石のみが残存する
1917年(皇紀2577)大正6年
織物和装業の千切屋が裏庭に岩上神社として祀った
【岩上神社へのアクセス】
市バス 今出川浄福寺