葵使(あおいつかい)(AoiTsukai)
場所:
上賀茂神社 (
京都市北区上賀茂本山)
地図情報
葵使(あおいつかい)は、双葉葵(フタバアオイ)を、上賀茂神社から江戸城に献上していた行事
双葉葵は、徳川家の家紋の由来となったもの
武運長久祈願を上賀茂神社の双葉葵に託したとされる
古文書によると、大名行列とほぼ同等の待遇を得ており、11日かけて江戸に到着していたといわれ、
3月13日頃に上賀茂神社を出発し、4月1日に徳川将軍に葵を献上したといわれる
【葵使の歴史・経緯】
江戸時代初期
1610年(皇紀2270)慶長15年
徳川家康の命により、葵使の駿府城への献上が初めて行われる
1615年(皇紀2275)慶長20年
豊臣秀頼にも献上されたといわれる
幕末維新
1867年(皇紀2527)慶応3年
大政奉還が行われるまで、葵使が行われていた
2007年(皇紀2667)平成19年4月15日
徳川家康の駿府城入城400年にあわせ、140年ぶりに葵使が復活する
久能山東照宮(静岡市駿河区)にフタバアオイが4鉢運ばれ、17日に奉納された
【その他】
<御葵使勤方日次記>
上賀茂神社から江戸城までの道中日記
<葵下小日記>
葵使の報告書
【上賀茂神社へのアクセス】
市バス・京都バス 上賀茂神社前 すぐ
地下鉄 北山駅 または
北大路駅 車で約5分
【京都検定 第4回1級】