久我神社(こがじんじゃ)(Koga Jinjya) 京都通メンバ
所在地:京都市伏見区久我森の宮町   鳥居地図情報鳥居

祭神:賀茂社の祭神:祖父・母親・孫の三代三神
  建角身命玉依媛命別雷大神

社格式内社小社(久何神社)

創建:不詳

別称:久何神社(こがのじんじゃ)、森ノ大明神、鴨大明神、鴨森大明神

京都市登録有形文化財(2009年(皇紀2669)平成21年指定)

 久我神社(こがじんじゃ)は、桂川の久我橋の南西、森の宮北児童公園の南にある神社

 賀茂社の祭神:祖父・母親・孫の三代三神が祀られている

 延喜式神名帳に記載されている式内社小社 久何神社とされる

【久我神社の歴史・経緯】

【久我神社の祭神】

 賀茂社の祭神である祖父・母親・孫の三代三神が祀られている

 建角身命:祖父神(賀茂御祖神社の祭神)

 玉依媛命:母親神(賀茂御祖神社の祭神)

 別雷大神:孫神(上賀茂神社の祭神)

【久我神社の境内】

 <久我の森>
 一帯には広大な森があり「久我の杜」とも称されていた

 <朱鳥居>
 「久我神社」の扁額がかかる

 <参道>

 <森乃そり橋>
 外瑞垣の手前、参道を横切る水路「大井手川」にかかる橋

 <本殿>
 正面の切石積み基壇上に建てられている
 三間社流造、銅板葺(かつては檜皮葺だった)
 身舎(もや)の正面と側面に高欄付縁があるり
 内部は、一段高い内陣・外陣に分かれる
 妻飾は、虹梁大瓶束(こうりょうだいへいづか)と称され、
中央の縦の柱、その左右は葉の彫刻による笈形(おいがた)の装飾がついている
 播磨の大工が造営に関わったことが棟札に記されている

 1784年(皇紀2444)天明4年
 現在の本殿が再建される
 2009年(皇紀2669)平成21年
 京都市登録有形文化財に指定された


 <拝殿>
 平入切妻造、割拝殿
 拝殿と本殿の間に、切妻屋根が設けられている

 1806年(皇紀2466)文化3年
 現在の拝殿が再建される


 <手水舎>
 森乃そり橋を渡って左側(西側)にある

 <末社>
 本殿の左側(西側)の覆屋の中に2社がある
 右より稲荷神社・春日神社

 <末社>
 本殿の右側(東側)の覆屋の中に3社がある
 右より清正公社・八幡宮・天満宮

 <歯神社(はがみのやしろ)>
 鳥居の手前左側(西側)に、覆屋の中に祀られている
 祭神:天神立命(山代久我直の祖神とされる)
 創建時の本来の社だったともいわれる

 <社殿造営時に用いられた石>

 <大楠木(くすのき)>
 社殿の右脇(東側)に立っている
 幹の太さ:胸高2m
 京都市指定保存樹

 <竹林>

【久我神社の祭事】

 <例祭>
 4月第一日曜日
 氏子が本殿の周囲を回り豊作祈願するお百燈が行われる

【その他】

 <久我神社(くがじんじゃ)>
 北区にある上賀茂神社の境外摂社で、同じく式内社小社
 祭神:賀茂建角身命

【久我神社へのアクセス】

 市バス 神川小学校前 あるいは 久我御旅町 徒歩約5分

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