久我神社(こがじんじゃ)は、桂川の久我橋の南西、森の宮北児童公園の南にある神社
賀茂社の祭神:祖父・母親・孫の三代三神が祀られている
延喜式神名帳に記載されている式内社小社 久何神社とされる
賀茂社の祭神である祖父・母親・孫の三代三神が祀られている
建角身命:祖父神(賀茂御祖神社の祭神)
玉依媛命:母親神(賀茂御祖神社の祭神)
別雷大神:孫神(上賀茂神社の祭神)
<久我の森>
一帯には広大な森があり「久我の杜」とも称されていた
<朱鳥居>
「久我神社」の扁額がかかる
<参道>
<森乃そり橋>
外瑞垣の手前、参道を横切る水路「大井手川」にかかる橋
<本殿>
正面の切石積み基壇上に建てられている
三間社流造、銅板葺(かつては檜皮葺だった)
身舎(もや)の正面と側面に高欄付縁があるり
内部は、一段高い内陣・外陣に分かれる
妻飾は、虹梁大瓶束(こうりょうだいへいづか)と称され、
中央の縦の柱、その左右は葉の彫刻による笈形(おいがた)の装飾がついている
播磨の大工が造営に関わったことが棟札に記されている
1784年(皇紀2444)天明4年
現在の本殿が再建される
2009年(皇紀2669)平成21年
京都市登録有形文化財に指定された
<拝殿>
平入切妻造、割拝殿
拝殿と本殿の間に、切妻屋根が設けられている
1806年(皇紀2466)文化3年
現在の拝殿が再建される
<手水舎>
森乃そり橋を渡って左側(西側)にある
<末社>
本殿の左側(西側)の覆屋の中に2社がある
右より稲荷神社・春日神社
<末社>
本殿の右側(東側)の覆屋の中に3社がある
右より清正公社・八幡宮・天満宮
<歯神社(はがみのやしろ)>
鳥居の手前左側(西側)に、覆屋の中に祀られている
祭神:天神立命(山代久我直の祖神とされる)
創建時の本来の社だったともいわれる
<社殿造営時に用いられた石>
<大楠木(くすのき)>
社殿の右脇(東側)に立っている
幹の太さ:胸高2m
京都市指定保存樹
<竹林>
<例祭>
4月第一日曜日
氏子が本殿の周囲を回り豊作祈願するお百燈が行われる
<久我神社(くがじんじゃ)>
北区にある上賀茂神社の境外摂社で、同じく式内社小社
祭神:賀茂建角身命