松尾神社(まつおじんじゃ)は、亀岡市の北部、八木駅の川東2kmほどの旭町にある神社
亀岡盆地東側の三郎ヶ岳山麓の三保川の扇状地にあり、亀岡の自然100選に選ばれている
国道9号を八木駅の付近で国道477号線に入り、保津川にかかる大堰橋を渡って東へ進み、
三保川の手前を南下したところに松尾神社御旅所がある
周囲には多くの古墳が点在しており、丹波湖が開拓された直後、亀岡盆地にまだ湖水が残っていた時代に
拓かれたところといわれる
丹波湖開拓伝説がある請田神社と同じ祭神が祀られている
奈良時代
和銅年間(708年〜715年)
秦河勝が、聖徳太子の命により創祀したことが由来とされる
平安時代中期
927年(皇紀1587)延長5年
延喜式神名帳では、丹波国桑田郡に「松尾神社」と記載されている式内社に列している
安土桃山時代
天正年間(1573年〜1592年)
織田信長の命による明智光秀の丹波平定の兵火により多くの社殿が焼失し、本殿のみが難を逃れたといわれる
丹波湖開拓伝説がある請田神社と同じ2柱の祭神が祀られている
<大山咋神>
山の地主神、農耕(治水)を司る神さんとされる
自ら鍬鋤を持って丹波開拓を行ったといわれる
<市杵嶋姫命>
水を司る女神
<鳥居>
<参道>
鳥居から、森の中に100mほどの参道がある
<神門>
参道から、階段を上がったところにある
<拝殿>
<本殿(京都府登録文化財)>
一間社流造、檜皮葺、覆屋内に立っている
1498年(皇紀2158)明応7年頃の建立
1985年(皇紀2645)昭和60年5月15日、京都府登録文化財に登録されている
<湧水「お滝」>
本殿下の石垣から手水舎に落ちる水
三郎ヶ岳からの湧水
どのような旱魃のときにも絶えたことがないといわれる
<大己貴神社>
本殿の左手にある
祭神:大国主命
<蛭子神社>
本殿の左手にある
祭神:恵比寿神
<天満宮社>
本殿の左手にある
祭神:菅原道真
<八幡神社>
本殿の右手にある
祭神:応神天皇
<天照大神社>
本殿の右手にある
祭神:天照大御神
<素戔嗚神社>
本殿の右手にある
祭神:素戔嗚尊
<罔象神社(みずはのめじんじゃ)>
境内の左側にある
祭神:罔象女神
<高房神社>
境内の左側にある
祭神:経津主神・武甕槌神
<今宮神社>
境内の左側にある
祭神:素戔嗚尊
<稲荷神社>
境内の左側にある
祭神:宇迦之御魂神
<境外社 御旅所>
本社より300m西の亀岡市旭町森本にある
<松尾神社文化財環境保全地区>
京都府文化財環境保全地区の一つとして登録されている
1985年(皇紀2645)昭和60年5月15日決定