火之迦具土神(ヒノカグツチノカミ)は、日本神話に登場する天津神
伊邪那岐命と伊邪那美命の神生みにおいて、17柱の最後に生まれた火の神
火の神である火之迦具土神を生んだ伊邪那美命は、女陰が焼けてしまい病気になり死んでしまい、
怒った伊邪那岐神に、十拳剣「天之尾羽張(アメノオハバリ)」で殺されてしまう
そのときに、十拳剣に付いた火之迦具土神の血や遺体から、火の神・山の神・剣の神など様々な神々が生まれた
全国各地の愛宕神社、秋葉神社、野々宮神社などで祀られている
古事記「伊邪那岐命と伊邪那美命の神生み」の章に登場する
伊邪那岐神と伊邪那美命は、国を生み終えた後に、17柱の神々を生む
最後に生んだのが、
火の神で、火之夜芸速男神(ヒノヤギハヤヲ)別称:火之迦具土神(ヒノカグツチ)と称される
火の神である火之迦具土神を生んだ伊邪那美命は、女陰が焼けてしまい病気になり死んでしまう
火之迦具土神(ヒノカグツチ)は、日本神話に登場する火の神
伊邪那岐命と伊邪那美命の神生みにおいて、17柱の最後に生まれた
火の神である火之迦具土神を生んだ伊邪那美命は、女陰が焼けてしまい病気になり死んでしまい、
怒った伊邪那岐神に、十拳剣「天之尾羽張(アメノオハバリ)」で殺されてしまう
そのときに、十拳剣に付いた火之迦具土神の血や遺体から、火の神・山の神・剣の神など様々な神々が生まれた
<別称>
古事記では、火之夜藝速男神(ヒノヤギハヤノカミ)・火之炫毘古神(ヒノカガヒコノカミ)
日本書紀では、軻遇突智(カグツチ)、火産霊(ホムスビ)
<神名の由来>
「カグ」は、火が燃える様子を表す
「火産霊」は、火という神秘な力によって何かが生まれることを表す
別名にある「ヤギ」は焼き、「ハヤ」は速いを意味して、火が燃えさかる様子を表している
「カガ」は、篝火(かがりび)の「カガ」で、炎が光る様子を表している
<神仏習合>
愛宕神社の愛宕太郎坊天狗や、
秋葉神社の秋葉山三尺坊大権現とされる
<神格>
火の神、防火の神、鍛冶の神などとして信仰されている
古事記「火神迦具土神」の章に登場する
伊邪那岐命は、伊邪那美命の死を悲しんで号泣し、
火之迦具土神を十拳剣「天之尾羽張(あめのをはばり)」で斬り殺すと神々が生まれた
<十拳剣の先端から血が湯津石村(ゆついはむら)にほとばしり生まれた3柱>
石折神(イハサク) 剣の神
根折神(ネサク) 鉄の神
石筒之男神(イハツツノヲ)剣の神
<十拳剣の刀身の根本から血が湯津石村にほとばしり生まれた3柱>
甕速日神(ミカハヤヒ) 雷の神
樋速日神(ヒハヤヒ) 雷の神
建御雷之男神 雷の神 別称:建布都神(タケフツ)・豊布都神(トヨフツ)
<十拳剣の柄から血が指の間に落ちて生まれた2柱>
闇淤加美神(クラオカミ) 水の神
闇御津羽神(クラミツハ) 水の神
<殺された火之迦具土神から生まれた8柱>
正鹿山津見神(マサカヤマツミ)頭から生まれる
淤縢山津見神(オドヤマツミ) 胸から生まれる
奥山津見神(オクヤマツミ) 腹から生まれる
闇山津見神(クラヤマツミ) 陰部から生まれる
志藝山津見神(シギヤマツミ) 左手から生まれる
羽山津見神(ハヤマツミ) 右手から生まれる
原山津見神(ハラヤマツミ) 左足から生まれる
戸山津見神(トヤマツミ) 右足から生まれる
全国各地の愛宕神社、秋葉神社、野々宮神社などで祀られている
<愛宕神社>
古くから防火・鎮火の神さんとして信仰されている
3歳までに参拝すれば一生、火災から逃れられるという千日詣りが行われる
<愛宕神社(亀岡市)>
愛宕山山頂の愛宕神社へ勧請されたといわれる元愛宕といわれる
<秋葉神社>
亀山藩藩主 青山忠重により浜松より秋葉三尺坊大権現が勧請される
末社などに祀られている神社
<幡枝八幡宮の末社 愛宕社>
<板列八幡神社の末社 竈神社>
<北野天満宮の末社 竈社>
<鍬山神社の末社 愛宕神社>
<酒屋神社の末社 火産霊神社>
<下鴨神社の末社 愛宕社>
<天神社の末社 愛宕神社>
<八坂神社の末社 多賀社>