三宅八幡宮(みやけはちまんぐう)は、高野川に沿う旧若狭街道に通じている参道がある神社
子供の夜泣き、かん虫に御利益があるといわれ、「虫八幡」「虫除け八幡」と称される子供の守り神
三宅八幡宮では、鳩が神の使いとされ、境内には鳩が多くさんいる
狛犬の代わりに鳩の像があり、拝殿の幕には鳩が描かれ、瓦にも鳩の模様があり、絵馬も鳩が描かれている
<本殿>
1887年(皇紀2547)明治20年
現在の本殿が再建される
<神楽殿>
<絵馬堂>
<狛鳩>
<楠木正成の像>
馬の台座には、「七生報国」と刻まれている
<神池>
八瀬の鵜が谷から水が引き込まれている
1930年(皇紀2590)昭和5年に噴水が設置される
<水車小屋「村の水車」>
上高野の地域は、豊かな高野川の流れと比叡山の谷水を利用した農業がさかんな地域
延宝年間(1673年〜1681年)
代官 五味藤九郎により、水利が引かれ、流れの傾斜を生かした水車が稼動した
1987年(皇紀2647)昭和62年、村の水車を移築・修理されたもの
<中山周三の歌碑>
「輪をかきて飛びいる鳩の先頭の一羽は群れの何を保障す」
<韓国合併奉告祭碑>
約3mの石碑
1910年(皇紀2570)明治43年9月19日
韓国併合を祝して、この地(愛宕郡高野村)で行われた奉告祭を記念して作られた
<絵馬展示資料館>
<社務所>
<奉納育児・成人儀礼関連絵馬>
旧絵馬堂に掲げられていた133点
長方形の板に、幅広の縁があり、岩絵具、油絵、水彩画、押絵、附木などの手法で描かれている
2001年(皇紀2661)平成13年、京都市指定民俗文化財に指定される
<三宅八幡神社奉納子育て祈願絵馬>
江戸時代末期から昭和時代初期に、奉納されたもの124点
2009年(皇紀2669)平成21年、重要有形民俗文化財に指定される
<虫封じお礼参り行列絵馬>
大人109人、子供630人が微細に描かれている
<歳旦祭> 1月1日
<節分祭> 2月節分
<建国記念祭> 2月11日
<夏越祓> 6月30日
<三宅八幡放生会>
9月15日
五穀豊穣を感謝する秋季大祭
9月14日には、宵宮が行われる
<お火焚祭> 12月13日
<お祓い> 12月31日
<鳩>
八幡大神の神使
宇佐八幡宮より石清水八幡宮へ八幡大神を勧請したときに、白鳩が道案内をしたといわれる
<鳩餅(はともち)>
境内の茶屋で販売される名物菓子
<お宮参り>
神鳩(しんばと)という素焼きの番鳩(つがいばと)を授けてもらい、子供が無事成長したときにお礼としてお返しする
雄は首の周りに金色の首の輪があり、雌にはない
<おかいらの森>
三宅八幡宮の西にある森
「おかいら」とは、「瓦(かわら)」がなまったもの
平安京造営のときの御瓦屋で、延喜式にある小野瓦窯屋跡ともいわれている
発掘調査により、丘全体が瓦片などの遺物で構成されていることが確認されている