長岡天満宮(ながおかてんまんぐう)の地は、菅原道真が、在原業平らと共に、たびたび詩歌管弦を楽しまれたゆかりが深いところ
八条ヶ池の池畔・中堤のキリシマツツジの真紅の回廊がみごとな名所
<社殿>
三間社流造、素木の本殿と、祝詞舎、透塀
1941年(皇紀2601)昭和16年
平安神宮の社殿を拝領移築したもの
設計は、東大教授 伊藤忠太氏
<拝殿>
1998年(皇紀2658)平成10年
既存の素木の拝殿を、朱塗りにして増改築される
<正面大鳥居>
総御影石製の大鳥居
総高9.75m、笠木12m、総重量50トン
1998年(皇紀2658)平成10年10月
菅公御神忌1100年大萬燈祭(2002年(皇紀2662)平成14年)を奉賛して奉納された
<酒樽奉献舎>
本殿の手前の石段下にある、50丁の飾樽が奉献できる奉献舎
銅板葺屋根、北山丸太の柱、左右6m、高さ5m
全国の有名な酒造会社の銘酒樽が奉納されている
毎年4月末には、献酒祭が行われている
<中小路宗城大人之像>
生年:1864年(皇紀2524)元治元年
没年:1936年(皇紀2596)昭和11年
明治時代の中興の祖とされる宮司
境内や奉賛会の整備を行い復興し、村社から郷社、さらに府社へと一代で2度社格昇格を成す
1986年(皇紀2646)昭和61年
没後50年に息子の中小路宗康が建立
<中小路宗康大人之像>
中興の祖とされる宮司 中小路宗城の息子
生年:1903年(皇紀2563)明治36年
没年:1990年(皇紀2650)平成2年
2011年(皇紀2671)平成23年
本殿移築70年を記念して子の中小路宗隆が建立
<絵馬堂>
<筆塚>
<茶亭>
<紅葉庭園「錦景苑」>
2007年(皇紀2667)平成19年11月25日
石碑の庭を改修して竣工する
広さ約1000m2
傾斜の地形を利用して造営した滝を取り囲むように、約100本の紅葉が植えられている
和歌山城内紅葉渓庭園を参考にしている
菅原道真の歌碑が立っている
「このたびは幣(ぬさ)もとりあへず手向山紅葉の錦神のまにまに」
<石碑の庭>
参道の途中の小さな弁天池の周りに歌碑や、記念碑が建立されている
<八条が池>
境内の東に広がる池で、外周は約1㎞、貯水量は約35000トンある
江戸時代初期
1638年(皇紀2298)寛永15年
領主 八条宮智仁親王により、社地が整備され、社殿の東にある八条ヶ池が灌漑用水を兼ねて造営される
池を二分する中堤が参道となっている
中堤の真ん中の石の太鼓橋は、加賀 前田候の寄進といわれている
杜若の群集も生育している
<霧島つつじ(キリシマツツジ)(長岡京市天然記念物)>
八条ヶ池の池畔・中堤のキリシマツツジの真紅の回廊がみごとな名所
見頃は、4月下旬〜5月上旬
樹高が約2.5mあり、推定樹齢130年前後
1993年(皇紀2653)平成5年
長岡京市により、キリシマツツジの保全のため、中堤が拡幅される
中堤と中ノ島を結ぶ総檜造りの水上橋を含む一帯を「八条ケ池ふれあい回遊のみち」と名付けられる
<歳旦祭> 1月元旦
<奉納書初> 1月3日
<とんど> 1月15日
<節分祭> 2月節分
<初午祭(長岡稲荷)> 2月初午の日
<梅花祭> 3月中旬
<祈年祭> 3月25日
<十三まいり> 4月13日
<長岡京きりしま・ぼたん祭>
4月中旬
長岡京市観光協会と市商工会主催で乙訓寺とともに行われる
<献菓祭> 4月下旬
<筆塚祭> 5月5日
<大祓> 6月30日
<七夕祭>
7月7日
1日から本殿前にササ飾りがおかれ、参拝者が自由に短冊をかけられる
7日、心願成就を祈願する神事が行われ
8日、ササ飾りと絵馬などが境内で燃やされる
<放生会> 8月25日
<名月祭> 9月中旬
<例大祭> 10月9日
<氏子まつり> 10月下旬
<新嘗祭> 11月25日
<火焚祭> 11月28日
<大祓> 12月31日