六所神社(ろくしょじんじゃ)は、山科の西部 北花山、大石道からJR東海道本線をまたぐ南側から山手に上がった中腹にある神社
境内の真下には、JR東海道本線の東山トンネルが貫通している
平安時代初期に、当時は広大な敷地であった元慶寺の鎮守社として創建された
現在は、山科七郷の一つ北花山の産土神として信仰されている
「六所神社」は全国各地にあり、山科には2つあり、もう一つの六所神社(上花山)との由緒は無関係
北花山の山の中腹にあり、山科の市街地が一望できるポイントがある
<本殿>
<割拝殿>
「六所神社」の扁額がかかる
<参道脇の末社>
<本殿北側の末社>
<スダジイの大木>
<大鳥居>
1990年(皇紀2650)平成2年8月の建立
<古跡 御神水井跡>
御神水に用いられていた井戸の跡
真下にJR東海道線のトンネルが開削されて枯れてしまっている
<石板説明書>
石鳥居の前付近に置かれている
<JR東山トンネル>
大石道から六所神社への参道入口付近に京都駅方面へのトンネル入口があり、六所神社の真下を貫通している
JR東海道本線・JR湖西線の複々線になっており、それぞれ、単線トンネルが4本が並行してある
トンネル入口には、上り外線に「山紫水明」、上り内線に「古今相照」の石額が掲げられている
境内には、頻繁に列車が走るジオラマのように見えるポイントがある
<元旦祭> 1月元日
<トント祭> 1月第3日曜日
<八朔祭> 9月第1日曜日
<放生祭> 9月第3日曜日
<宵宮際> 10月第3土曜日
<秋季大祭> 10月第3日曜日
<御火焚祭> 11月第3日曜日
<大祓い式> 12月31日
<地名「北花山」>
境内石板説明書(1990年(皇紀2650)平成2年8月建立)によると
皇室を本家としていた山科七郷の一つ
奈良時代 天智天皇の時代には「華頂」
平安時代 桓武天皇の時代に「花山」に変わり
安土桃山時代 1579年(皇紀2239)天正7年に、上花山・下花山・北花山に分割される
江戸時代 寛保年間(1741年~1744年) に、北花山が下花山を合併して、現在の「北花山」となる
<遍昭僧正>
六所神社を元慶寺の鎮守社として創建した平安時代初期の歌僧、六歌仙の一人
北花山周辺には、開山した元慶寺・開山した福應寺・お墓がある