桜天満宮(さくらてんまんぐう)は、亀岡市の西部、湯の花温泉の手前、積善寺の境内にある神社
菅原道真ゆかりの天満宮
境内には、桜の模様が浮かび上がった桜石(国の天然記念物)がある
創建は不詳
平安時代中期
901年(皇紀1561)昌泰4年
菅原道真が太宰府に左遷されたとき、
菅原道真の側近だった高田正期が、桜の株を賜り、故郷の稗田野の牛松山に植えたのが由来
桜が花を付けなくなったため、菅原道真の身を案じた高田正期が、太宰府を訪問したのを、
菅原道真が、とても感激して、自ら土で自像を制作して高田正期に与えた
菅原道真が死去すると、桜は枯れてしまうが、桜の木の下にあった岩に桜の花弁が浮かび上がってきたため、
高田正期は、菅原道真の御霊の現れと感じて、祠を建てて、菅原道真から授かった土像を祀ったといわれる
その後、荒廃する
1190年(皇紀1850)建久元年
積善寺の住職 無極上人の霊夢に菅原道真の御霊が現れ、天満宮の荒廃を憂いたため、
現在の地の積善寺の境内に遷座して祀られるようになる
1922年(皇紀2582)大正11年3月8日付
桜石が、国の天然記念物に指定される
2017年(皇紀2677)平成29年4月1日付
桜石が「亀岡市の象徴」に指定される
<本殿>
<末社2社>
本殿の両側に末社が建っている
<桜石(国の天然記念物)(亀岡市の象徴)>
正式名称は「菫青石仮晶(きんせいせきかしょう)」
この地の菫青石仮晶の断面が、開花した桜の花びらのように見える