寿老人(じゅろうじん)は、七福神の一つ
福禄寿と同じく、中国の道教の神仙で、南極星(カノープス)の化身とされる
福禄寿と同じような姿をしている
身の丈三尺(約90センチ)といわれ、身長は低く、長い頭に、長い白髭がある
経巻をつけた杖を持っている
長寿・福禄の象徴とされている玄鹿(げんろく)を連れている
(福禄寿は、鶴を連れている)
不老長寿の象徴である桃の実を持っているものもある
お酒を好むといわれる
樹木の生命力から長寿を象徴して「樹老人」とも記される
福禄寿と同一神と考えられていたこともあり、七福神から外されたこともある
代りに、吉祥天や猩々(しょうじょう)が加えられていた
<南極老人星の化身>
福禄寿と同様に、中国の道教において、南半球から見える南十字星の一つの南極老人星(カノープス)(寿星)を神格化したもの
生を司る南極老人の化身とされている
日本では、北極星や北斗七星を神格化した妙見菩薩に対する信仰がある
<中国の伝説上の人物>
中国 宋の元祐年中(1086年〜1093年)の人物といわれる
<行願寺>
都七福神めぐりの一つ
洛陽七観音の一つ
<法音院>
泉山七福神巡りの七番福
<猩々(しょうじょう)>
中国の想像上の動物で、猿や狗(いぬ)に似ていて、人面で人足を持ち、毛が赤い
人の言葉を理解して、よく語るといわれる
お酒を好む