水火天満宮(すいかてんまんぐう)は、西陣の堀川通鞍馬口通を下った堀川通に面してある神社
日本最初の「水火天満宮」とされる
祟りを恐れた醍醐天皇の勅願により菅原道真の神霊を祀るために創建される
<本殿>
<拝殿>
<登天石>
菅原道真が降り立ったといわれるご神石
緑色岩類
平安時代中期
菅原道真の死後、天変地異が相次ぎ、その原因が菅原道真の怨霊とされ、
醍醐天皇により祈祷の勅命を受けた菅原道真の師だった延暦寺の法性坊尊意僧正が御所に向かう途中、
鴨川が氾濫しており、天に向かい神剣をかざして祈ると、
急に鴨川の水位が下がり、二つに分かれた水流の間から出てきた石の上に菅原道真が現われたという故事が残る
<出世石(しゅっせいし)>
登天石の横にある神石
出世した人が寄進したもので、出世石大願成就、世に出る石として信仰されている
<六玉稲荷大明神>
六玉稲荷・玉光稲荷・生島稲荷が合祀されている
就職祈願、人材確保の御利益があるといわれる
東本願寺の枳毅邸にあったものが、明治維新に移された西陣の地廻守護神
<白雲弁財天>
女性の病についてご利益があるといわれる
<秋葉社>
<白太夫社>
<金玉龍王・玉姫弁財天・福寿大明神>
<玉子社>
<金龍水>
六玉稲荷大明神の手前にある
眼病に効くといわれる井戸水
<玉子石>
丸い形の神石
妊娠5ヶ月目にこの石に祈願すると安産になるといわれる
<菅公影向松(かんこうようごうまつ)>
菅原道真が来現したといわれる松
<龍王之池>
<是より洛中碑>
「是より洛中荷馬口付のもの乗へからす」と記されている
このあたりから市街地になるので馬から降りて引いて歩くようにといもの
1695年(皇紀2355)元禄8年
都への出入り口30ヶ所に木杭で作られた標識の一つ
1717年(皇紀2377)享保2年
木標が朽ちたため石標に作り変えられた
<石標「孝学堂跡」>
堀川通沿いの鳥居横に立つ
江戸時代
水火天満宮宮司 孝道が、境内に開設した学問塾跡
<枝垂桜>
<例祭>
10月10日
1464年(皇紀2124)寛正5年9月10日(旧暦)
土御門天皇が行幸されたにちなんで行われる
2001年(皇紀2661)平成13年10月
60数年ぶりに神輿を出して盛大な萬燈祭が行われた