多吉神社(たきじんじゃ)は、亀岡市西南部、西別院町柚原にある神社
亀岡駅の南西12kmほど、国道423号(摂丹街道)と府道733号線との交差点の近く、常楽寺の横の山麓にある
飛鳥時代
709年(皇紀1369)和銅2年
現在の地の柚原の向山にある滝の岩頭に創祀されて「滝大明神」と称されていた
平安時代中期
927年(皇紀1587)延長5年
延喜式神名帳に「丹波国桑田郡 桑田神社」と記載される式内社であると論じられている
安土桃山時代
1584年(皇紀2244)天正12年
霊夢を受けて、現在の地に遷座され、神皇産霊神を合祀し「御霊神社」と称するようになった
1873年(皇紀2533)明治6年
村社に列格し、旧称の滝大明神の「滝」にちなんで、多吉神社と改められた
2柱が祀られている
<高御産霊神(タカミムスビノカミ)>
<神御産霊神(カミムスビノカミ)>
この世に天地が創造されたときに、最初に天之御中主之神(アメノミナカヌシノカミ)が現れ、次いで現れた二神とされる
古事記などによると、
高御産霊神は、天照大御神とともに国譲りや天孫降臨を指示した神さんとされる
この神さんを主祭神とする神社は、全国の式内社でも5社しかないといわれる
境内は、小さな谷間にあり、山の水が湧き出ている
<舞殿>
<拝殿>
<本殿>
1715年(皇紀2375)正徳5年、京都吉田神社の卜部氏により書かれた額「当社御霊大明神御神誌」が掲げられている
<天満宮>
<末社>
本殿の左右や、拝殿の近く、手水舎の脇などに小祠が点在している
<多吉の井戸>
階段下の左手に泉がある
<石灯籠>
1713年(皇紀2373)正徳3年と刻まれている
<磐座>
境内から国道423号を西へ約200mのところにある
<例祭>
10月15日に近い土曜日または日曜日