菱葩餅(ひしはなびらもち)は、ごぼうと白味噌餡と紅色の菱餅を、白餅か求肥で包んだ上菓子
平安時代の新年行事に由来する伝統菓子で、
明治時代に、現在の形のはなびら餅が、京都の川端道喜により作られたといわれる
裏千家の初釜に、こま盆にのせて用いられるお正月の上菓子
丸く平にした白い羽二重餅の上に、菱形の紅色の羽二重餅を重ね、二つ折りにされている
中には、押鮎に見立てたごぼうと、お雑煮の意味もある白味噌餡が入っている
「山家集」によると
葩は、「花くだもの」と称され、「団扁にして花弁に似たる」といわれていた
梅や桜などの花びらに見立てたといわれる
京都市左京区下鴨南野々神町2-12
1503年(皇紀2163)文亀3年に創業された上菓子屋
毎朝、朝廷にお餅を献上していたといわれる
はなびら餅「御菱葩(おんひしはなびら)」
他店のように、ゴボウが餅の外に出ていない