清浄歓喜団(せいじょうかんきだん)は、飛鳥時代に遣唐使によって仏教とともに中国から伝わった唐菓子の一つ
金袋に似た形で、上部の8つの結びは、八葉の蓮華が表されている
白檀・桂皮・竜脳など米粉と小麦粉の生地で餡を包み、巾着袋(きんちゃくぶくろ)の形にして、
上質の胡麻油で揚げたもの
餡には、ハッカや丁字(ちょうじ)・肉桂(にっき)など仏教で「清め」の意味を持つ七種の香が練り込まれる
当時の餡は、栗や柿・杏などの木の実を、甘草・かんぞう・あまづらなどの薬草で味付けされていた
江戸時代中期以降に、小豆餡が用いられるようになった
形は、金袋に似せられている
8つの結びは、八葉の蓮華を表されている
商号:株式会社亀屋清永
所在地:京都市東山区祇園町南側534
江戸時代初期
1617年(皇紀2277)元和3年の創業
清浄歓喜団の製法秘法を、比叡山の阿闍梨(あじゃり)より伝授される
店中の者による精進潔斎の上で、当主が月の1日と15日を中心に調製されている