<州浜(すはま)>
大豆、青豆を煎って挽いた州浜粉に、砂糖と水飴を加えてよく練りあわせ
割り竹を用いて切り口が州浜形になるように細工され形どられる
大豆だけを使った黄色い州浜や、青豆の緑と大豆の黄色を染め分けた州浜などがある
<州浜粉(すはまこ)>
大豆、青豆を煎って挽いた粉
現在では、州浜粉を使った様々なお菓子全体を「州浜」「すはま」と称されるようになっている
<飾物の州浜(すはま)>
婚礼や饗宴の飾り物として置かれる
「州浜」は浜辺の入り組んだところをいい、これを意匠化した文様・家紋・その形なども「州浜」と称される
州(島)をかたどった島台の上に、松竹梅・鶴亀・尉(じょう)と姥(うば)などを置いて、
おのころ島や蓬莱山(ほうらいさん)を見立てられる
中国で立春に用いる春盤を模したものといわれ、かつては、肴(さかな)などを盛って正月の祝儀に用いられた