弁慶石(べんけいいし)は、三条通麩屋町の歩道脇にある石
武蔵坊弁慶が、五条大橋から三条京極まで(約2.5km)投げたといわれる石
「男の子が触ると力持ちになれる」「火魔・病魔からのがれられる」といわれている
平安時代末期
武蔵坊弁慶が少年時代に住んだ三条京極にあり、弁慶がとても気に入っていた石といわれる
1189年(皇紀1849)文治5年4月30日
弁慶は、源義経を守護するために一緒に奥州へ逃げ、高館で立ち往生し最期を遂げる
弁慶のために、この石が奥州高館へ移される
室町時代
ある日、この石が、「三条京極に往かん」と唸って騒ぎ出したといわれる
その頃、高館地方に熱病が流行し、弁慶の祟りと騒がれる
1454年(皇紀2114)享徳3年
奥州高館から三条京極へ戻され、その町を「弁慶石町」と称した
1929年(皇紀2589)昭和4年
現在の地に安置される
1934年(皇紀2594)昭和9年
ある銀行が土地を買い取り、石を移動させて、比叡山の僧侶に祈祷してもらうが、
直後に、大雨の嵐がきて(室戸台風)、京都の町に大きな被害を与えたとされる