へそ石は、聖徳太子が建立した六角堂の本堂の前にある、京都の中心に位置するといわれる礎石
<六角堂>
奈良時代
587年(皇紀1247)用明天皇2年頃
聖徳太子が、四天王寺の建立のために用材を探しにこの地を訪れたときに、池で水浴をするために、
そばの多良の木(たらのき)にかけておいた持仏の如意輪観音菩薩が、木から離れなくなり、その観音菩薩がこの地にとどまり
衆生済度を希望しているとの夢のお告げを受けて、六角形の堂を建立し、如意輪観音菩薩を安置したのが由来といわれる
平安時代
「元亨釈書」によると、
平安京造営にあたり、六角堂が、条坊制による東西の小路の中央に位置して邪魔になっていたところ、
勅使が南北のどちらかに移動してもらうことを祈願すると、黒雲が現れて、六角堂が自ら北方へ5丈(約15m)動いたと記されている
その跡に残った礎石が「へそ石」と称される