<京都御所の猿ヶ辻>
京都御所の北東の角の凹んだところ
御所の鬼門を守るために、塀の上の屋根の妻入部分には、烏帽子をかぶり、御弊をかついだ猿の彫刻がおかれている
夜になると暴れだし、辺りを徘徊して、いたずらを繰り返すため、金網を張って閉じ込められたといわれる
<赤山禅院(せきざんぜんいん)>
陰陽道(おんみょうどう)の祖神の赤山大明神が祀られている
拝殿の屋根の上には、金網に入った猿の彫刻が置かれている
<幸神社(さいのかみのやしろ)>
京都御所の猿ヶ辻から、北東に500mほどのところに「皇城鬼門除」として建つ
絵馬には、猿が描かれる
<大豊神社>
狛猿が鎮座し、鬼門除けとして信仰を集める
<桃太郎>
鬼を退治するために、鬼門とは反対の方角の申(さる)(西西南)、酉(とり)(西)、戌(いぬ)(西西北)を連れて行ったといわれる
また、桃には、魔を退治する力があり、鬼門には、桃の木を植えられたりする
<日吉山王>
お猿は、日吉山王のお使いとされる
神猿さん(まさるさん)と称され、「まさる」は「魔が去る」「勝る」に通じて縁起がよいとされる