宇治川の亀石(うじがわのかめいし)は、宇治川の興聖寺浜にある亀のようなかたちをした約3mほどの大きい石
興聖寺の琴坂の登り口にある総門から宇治川に向かって少し左側にある
豊臣秀吉が伏見城に宇治川の水を引き込むためのカモフラージュのために置いたなどといわれる
宇治川の第一の名石といわれる
<豊臣秀吉>
桃山時代
豊臣秀吉が伏見城を築いた時、宇治川の水を城内に引くために地下水道を引かせ、
その水の取水口に、カモフラージュのために亀石を置いたといわれる
<垂仁天皇>
奈良時代中期
垂仁天皇が、大亀を鉾で刺し貫いたところ石になったとわれる
<宇治川の亀石>
堆積岩 酸性凝灰岩
中生代ジュラ紀古世時代のもの
酸性凝灰岩の層状に重なる部分が、亀の甲羅干しに似ていることから「亀石」と称されるようになった
この地域を代表する酸性凝灰岩からなり、ジュラ紀古世前期を代表する放散虫化石群集を産出する
堆積岩で岩質や年代が明らかで「亀」のつく岩石で、亀石自体から化石を産出する全国的に珍しいもの
約3mほどの大きさがあるが、川底にあるため、増水時には水中に隠れてしまう
宇治川の水面付近で浸食されている