振り売り(ふりうり)

振り売りは、主に洛北の農家の女性が、朝採りの野菜を大八車(リヤカー)で都に売りに出ていた商い

「野菜どうどすえ、おいしおすえ」との売り声が聞ける

  平安時代からの生活の風習で、
 「源氏物語」にも、独特の装いをして売り歩く女性が記されている


 江戸時代には、江戸でも流行り、
 ざる、木桶、木箱、カゴなどを前後に取り付けた天秤棒を担いで売り歩いていたことから、
 「棒手振り(ぼてふり)」と称された


 現在では、
 大八車(リヤカー)から軽トラックに代わり、
 京野菜などが、農家から住宅地の家々に直接販売されている


【京都検定 第17回1級】

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