八朔(はっさく)とは、8月の朔日(1日)が略されたもので、旧暦8月1日のこと(新暦では8月30日頃)
花街では、新暦8月1日に芸妓や舞妓さんがお茶屋や芸事の師匠宅へあいさつに回るのが伝統行事になっている
この頃、早稲の穂が実り、「田の実の節句」とも称される
農家では、初穂を恩人などに贈る風習が古くからあり、公家や武家でも、「田の実」から「頼み」にかけて、
日頃、頼みごとをしてお世話になっている人に、その恩に感謝して贈り物をするようになったといわれる
花街では、新暦8月1日の八朔の日には、芸妓さん・舞妓さんが、日頃、お世話になっているお茶屋や師匠に挨拶をして回る
芸妓さん・舞妓さんは、9時から昼頃まで午前中に、
黒紋付の正装姿で挨拶回りする
<中元の元>
鎌倉時代中期
後嵯峨天皇の頃から
この時期に、感謝の贈り物をするようになったといわれる
<八朔祭(はっさくさい)>
9月第1日曜
松尾大社
210日前後の時期は、稲作や農作物にとって大切な時期で、自然災害のないよう祈願される