夏越祓(なごしのはらい)は、1月からの半年間の罪や穢れを払い、残り半年を無事に過ごせるようにと祈願する行事
奈良時代から、大祓(おおはらえ)が、6月と12月の晦日の年に2回行われると定められていた
12月は「年越祓(としこしのはらえ)」と称される
<茅の輪(ちのわ)>
多くの神社では、境内に、大きな茅の輪が飾られる
その茅の輪をくぐると、無病息災・悪厄退散になるといわれる
茅の輪は、氏子や宮司によって、茅草で人が通れるぐらいの大きな輪が作られる
多くの神社では、輪の中を、左回り・右回り・左回り・右回り・左回り・右回りと八の字に3回通って穢れを祓う
<人形(ひとがた)>
人の形に切り取られた「人形(ひとがた)」に名前や年齢を書き込み、息を3回吹きかけ、
穢れ(けがれ)を移し、神社に納められたり、川に流される
この日には、京菓子「水無月」が食べられる
宮中で、冬の間に氷室に保存しておいた氷を切り出して、口にして暑気を払う行事が行われていたことが由来
水無月は、白の外郎生地に小豆をのせて、三角形に切った京菓子
水無月の上部にある小豆は悪魔払い、三角の形は暑気を払う氷を表しているといわれる
<粟田神社>
大祓式 6月30日
夏越祭(なごしさい) 旧の6月15日
粽(ちまき)授与が行われる
<出雲大神宮>
夏越大祓式
6月30日
大祓式は、古来より続く伝統行事で年2回行われる
保津川の清流にて、上半期の罪や穢れの一切を祓い清める
<新熊野神社>
6月30日
大祓式、茅の輪くぐり
<梅宮大社>
夏越大祓祭
6月30日
茅の輪はなく、神事が行われる
<上賀茂神社>
水無月大祓式(みなづきのおおはらえしき)
6月30日
朝10時、神職が茅の輪をくぐったあと、参拝者が左回り、右回り、左回りと三度通り抜け、橋殿(はしどの)で半年間の罪穢れを祓い清められる
人形に氏名・年齢を記し、息を吹きかけて穢れ(けがれ)を移し、神社に納められる
夏越神事(なごししんじ)・夏越祓式(なごしはらえしき)
6月30日
午後8時過ぎ、氏子信者から持ち寄られた人形(ひとがた)を篝火の炎が揺らぐ ならの小川(明神川)に投じて半年間の罪穢を祓い清められる
「中臣祓詞(なかとみのはらえのことば)」が唱えられるなか、神職によって、橋殿から人形が次々に流される
従二位 藤原家隆により、百人一首「風そよぐならの小川の夕暮れはみそぎぞ夏のしるしなりける」と詠まれる
<北野天満宮>
6月25日
御誕辰祭
菅原道真の生誕日を祝い、夏越祓の茅の輪くぐりが行われ、無病息災を祈願される
楼門に掲げられる茅で作った直径5mの大茅の輪は、京都最大もの
6月30日午後4時
夏越の大祓の神事と大茅の輪くぐりが行われる
<貴船神社>
6月25日〜30日
1月〜6月の半年間の罪の汚れを祓い、残り半年を無事に送れるよう祈願される
水神(貴船川)に人形(ひとがた)を流したり、茅の輪くぐりにより厄除・悪疫退散が行われる
<車折神社>
唯一、6月1日〜30日の1ヶ月間に渡って行われる
1月〜6月の半年間の罪の汚れを祓い、残り半年を無事に送れるよう祈願される
人形(ひとがた)の献納や、茅の輪くぐりにより厄除・悪疫退散が行われる
<建勲神社>
茅の輪くぐりにより厄除・悪疫退散が行われる
<護王神社>
夏越大祓 6月30日
<地主神社>
6月30日
本殿前にて、茅の輪くぐりが行われる
<城南宮>
6月25日〜7月7日
茅の輪をくぐった後、神苑の春の山に進み人形(ひとがた)を禊の小川に流す
車がくぐれるジャンボ茅の輪もある
<白峯神宮>
夏越大祓祭
6月30日
茅の輪くぐりにより厄除・悪疫退散が行われる
人形(ひとがた)祓い、水無月、手づくりの茅の輪の授与が行われる
<野宮神社>
6月20日〜30日
黒木の鳥居に設けられた茅の輪くぐりにより厄除・悪疫退散が行われる
<藤森神社>
6月30日
茅の輪くぐりなど、茅の輪神事(ちのわしんじ)が行われる
<安井金比羅宮>
6月30日
拝殿に茅の輪が設けられ、半年間の罪穢れが祓われる
<吉田神社>
人型人形が奉納され、茅が授与される
神官に続き、唱和をしながら、列をなして茅の輪をくぐりが行われる
<六孫王神社>
夏越の祓祭
6月30日