四神相応之地(しじんそうおうのち) 京都通メンバ
四神相応之地(しじんそうおうのち)は、
四方の方角を司り・守護する「四神」が存在するのにふさわしいとされる地形が四方に存在する土地

中国の占いである風水がもとになり、日本独特な解釈で変化して扱われている

平安京の四神相応の地】

 <東の守護神「青龍
 青龍が棲むといわれる東部の大きく流れる大川として、鴨川   ちず丸地図情報

 <西の守護神「白虎
 白虎が走る西部の広い大道として、山陰道       ちず丸地図情報

 <南の守護神「朱雀
 朱雀が降り立つといわれる南部の周囲の土地よりも低くい大池として、巨椋池   名所ちず丸地図情報名所

 <北の守護神「玄武
 玄武が棲むといわれる北部の大岩や丘陵として、船岡山    ちず丸地図情報


 <北東の鬼門
 延暦寺が位置する      ちず丸地図情報


 平安京の他にも、朝鮮の漢陽(現在のソウル)や江戸も、これらの地勢にあわせて造営されている

 <関連一覧表
方角: 西北東
四神: 青龍白虎朱雀玄武鬼門
地勢: 大川大道大池大岩 
平安京 鴨川山陰道巨椋池船岡山延暦寺
江戸: 平川   甲州街道 江戸湾  麹町台地 上野山寛永寺



平安京の四神相応の歴史・経緯】


平安京の四神相応のゆかりの地】

 <護王神社
 祭神 和気清麻呂が、四神相応に従って、桓武天皇山背国葛野郡の地への遷都を進言したことにちなんで
舞殿に四神相応の図の扁額が掲げられている
 舞殿内部の東西南北には青龍白虎朱雀玄武四神の絵の額が掲げられている


 <平安神宮
 四神相応の地の平安京を模して境内も守護されている
 東の手水舎は青龍の石像が、西の手水舎は白虎の石像が守護している
 東の外拝殿は蒼龍楼、西は白虎楼と称される


 <長岡宮跡
 長岡宮宝幢跡(ほうどうあと):大極殿公園に、宝幢(ほうどう)を立てた3基の柱堀形が復元されている
 宝幢は、古代中国伝来の儀式用旗飾りで、
長さ約9mの大柱の上に、青龍朱雀白虎玄武の四神の絵がはためき、鳥・日・月の華やかな飾り物が付けられる


 <京都市勧業館(みやこめっせ)
 市制100周年記念モニュメント「悠久」の東西南北の面に、平安京四神相応の守り神である青龍白虎朱雀玄武が描かれている


 <文房四神之碑
 江戸時代の書家 松下烏石が、筆硯紙墨の文房具を青龍・朱雀白虎玄武の四神になぞらえて顕彰した碑
 筆硯紙墨(ひっけんしぼく)として、南方・朱雀を筆、東方・青龍は硯、西方・白虎を紙、北方・玄武は墨とされる


 <映画「鴨川ホルモー」>
 東の京都大学の青竜会、西の立命館大学の白虎隊、南の龍谷大学のフェニックス、北の京都産業大学の玄武組が対決する


 <京都五社めぐり
 平安京の四神相応と関係付けられた5つの神社をめぐる
 北の玄武上賀茂神社
 西の白虎松尾大社
 東の青龍八坂神社
 南の朱雀城南宮
 中央を守護する「平安神宮


【京都検定 第1回3級】

4.平安京の地相は「北に玄武、南に朱雀、東に青龍、西に白虎」といわれているが、現在の北の玄武はどこか?

 京都検定3級の道  左矢印前の問題に戻る左矢印  ・ 右矢印次の問題に進む右矢印

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