柳箸(やなぎばし)は、お正月の三が日に使われるお箸
柳でできた両細で中央のふくらんだ、丸箸が用いられる
長さは、末広がりの八寸(約24cm)
<柳箸(やなぎばし)>
柳でできた両細で中央のふくらんだ、丸箸が用いられる
柳は、香りが良く、水分が多くて折れにくいので、縁起がよいとされる
春、1番に芽を出し、強い生命力もあることからも縁起のよい木とされる
<白木>
柳の木は、薬木で、邪気を払って長寿をもたらすともいわれる
木肌が白いところから、清浄にして邪気を祓うものといわれる
<両口箸>
お雑煮などを神様と一緒に食事をするという「神人共食」のためのお箸
「両細」とも称され、両端が削られている
一方が神さまが使い、もう一方を自分が使う
どちら側を使ってもよいが、片方しか使わない
片方で、お節料理や重箱のお煮しめなどを取る時の「取り箸」などととしては決して使わない
(取り箸には、重箱専用の「組重」というお箸が使われる)
<俵箸>
中央のふくらんだ丸いお箸
五穀豊穣を願って、米俵の形にされている
「はらみ箸」と称して、子孫繁栄を祈願する
「太箸(たいばし)」とも称される
<箸袋>
箸袋には、家族それぞれの名前を書いて、三日間、使われる
「家内喜(やなぎ)」と書くこともある
<歳神さん>
正月には、「歳神さん」という神さんが、遠い山の彼方からお見えになっており、
その神さんと一緒に、お雑煮やお節料理を食べるとされている