赤甘鯛(ぐじ)(Guji / Tilefish)

正式名称:アカアマダイ(Branchiosteginae japonicus)
目:スズキ目
科:キツネアマダイ科

体長:40cmほど
特徴:目の下に逆三角形の白い模様があり、頬にうろこがなく、尾びれに黄色の縦しまが数本ある

漁期:8月〜11月

 ぐじは、アカアマダイ(赤甘鯛)のこと

 福井県 若狭湾で獲れる「若狭ぐじ」は京料理での高級素材とされる

【若狭ぐじ】

 若狭ぐじは、福井県 若狭湾で獲れるアカアマダイ(赤甘鯛)

 暖流と寒流の交わる若狭湾で、身がもまれ、良質の餌を食べて育つため、脂が乗った大きな身となり、
淡泊で香りの良い高級感がある味わいがある

 京料理の高級素材とされる

 昔から、ひと塩され、鯖や若狭がれいとともに、鯖街道を通って京に運ばれていた

 鮮度が良いものは、ぐじ特有の美しい赤さが引き立っている

 ブランド化が推進されていて、鮮度が良く姿形が美しく、重さが500g以上のものをブランド商品として、
漁港名と収獲した船の名前を記した「若狭ぐじ」のラベルが貼られている

 <若狭焼き>
 背開きにして一塩し、ウロコのきめ細やかさを活かしてウロコをつけたまま焼き上げる
 普通に焼くとウロコが立ってしまうため、料理人の熟練した技術が必要とされる
 ウロコが香ばしく、白身は柔らかくほくほくで、脂肪分が少なく淡白で上品な美味しさを味わえる

 <その他の料理>
 蒸し物、揚げ物、昆布じめ
 酒蒸し、かす漬け、味噌漬け(西京焼き)、干物、ワイン煮(シャンパン煮)など

 <底延縄(そこはえなわ)>
 江戸時代から伝わる若狭ぐじのための漁法
 身が柔らかくて痛み易いため、
 網や竿を使わないで1本の縄をたぐるように引き寄せ、身を傷つけずに捕まえます

 獲れた若狭ぐじは、鮮度が落ちないように冷たい塩水ですぐにしめる
 早くしめればしめるほど赤みが増し味がよくなる といわれる

【アマダイの特徴】


【その他】

 <おきつだい(興津鯛)>
 静岡での呼称
 駿河湾興津沖で獲れる静岡名産の生干し
 
 <くずな>
 大阪・山陰・九州地方での呼称


【京都検定 第6回3級】


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