えびいも(Ebi Imo)

京の伝統野菜の一つ

ブランド京野菜の一つ

収穫時期:10月上旬〜11月中旬

主な産地:京田辺市、精華町、舞鶴市、綾部市、福知山市、静岡県(天竜川東岸)

別名:京いも、九条いも

 えびいもは、エビに似た形をした、サトイモ科、唐芋(とうのいも)の一種

 エビのように反り返えった紡錐方形で、表面に黒い横縞がある

 京料理では高級食材として扱われる京野菜

【えびいもの由来】


【えびいもの特徴】

 1個300gほどもある大型で、全体に長くて上部が太く、下部にいくほど細くなる紡錐形
 湾曲していて表皮に黒い縞模様があり、エビに似ているために「えびいも」と名付けられた

 えびいもは、低カロリ、吸収率の高いでんぷん質が主な成分
 肉質は、ほくほくとした粉質で、粘り気があり、やや硬くよくしまり、甘みがあり、とろけるような味わいがある

 <京都の伝統料理「いも棒」
 えびいもの特性を上手に活かして用いられる
 えびいもと、干ものの棒だらを、だし汁、酒、薄口醤油、砂糖で煮含めて仕上げる

 茎は赤く、ずいきとして食べられる

 子孫繁栄の縁起ものとして昔から好まれている

 晩生で収量性があまり高くなく、きれいなエビ型にするために大量の土入れが必要

【えびいもの栽培方法】

 肥沃で、透水性のある適度な湿度が保たれる土壌で栽培される

 4月中旬に、味のよい唐芋を種芋として植付ける
 土をかぶせて片方を太らせ、海老の形になるように曲げて栽培される
 4〜5回にわたる土寄せを行うことで、土の重さで芋がエビ状に曲がってくる

 10月上旬〜11月上旬に収穫される
 種芋は食用にせず、子芋と孫芋が利用される
 1つの種芋に10個ほどの子芋ができ、その子芋の周囲に孫芋が5〜6個できる
 孫芋は、1個50gほどで、小さめのものは里いもとして流通される

【その他】

 <全国シェア>
 8割が、静岡県の旧豊岡村から旧竜洋町(現磐田市)にかけての天竜川東岸で収穫されている


【京都検定 第2回3級】

【京都検定 第3回3級】

【京都検定 第8回3級】

【京都検定 第9回3級】

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【京都検定 第3回2級】


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